それぞれの世界観。求めていること。
前回の記事では、四魂の見た目や話し方の特徴などをお伝えしました。
今回はそれぞれの魂を持つ人の世界観、仕事や恋愛の価値観についてお話ししていきます。
そしてなぜそのような考え方をするのか、その魂が求めていることは何かということを考えていきたいと思います。
智の人の世界観
智の人が求めているのは物事の真理を探究すること。常に真・善・美を求めて極めることが、智の人の魂、価値観なのです。
なので、相手に対しても論理的な話し方や、自分の好奇心を掻き立てることを求めています。
恋愛に関しても、長く結論やオチのない会話は好まず、まして感情論や感覚だけの会話は苦手に感じるでしょう。
そして智の人に言ってはいけないのが、「そんなこと調べて面白い?」と、智の方の興味があることを否定したり、「そんなことも知らないの」と上から馬鹿にするような言い方は最も傷つく言葉になります。
例え同じ方向に興味を持っていなくても、自分と同じく探究心の強い人とは気が合うでしょう。
勇の人の世界観
勇の人は、あらゆることへの達成感を求めています。
なので、まず自分にできるかどうか、どうやったら成し遂げられるか、前進したい、チャレンジしたい、すぐに行動したいという価値観で物事を判断する傾向があります。
勇の人が求めるのは、同じ方向を向いてついてきてくれること。勇の人がチャレンジしようとしていることを馬鹿にしたり「無理だよ」などと後ろ向きな言葉をかけることを嫌います。
勝手に一人で頑張って、というのも勇の人は好きではありません。常に応援する姿勢で寄り添うことが勇の人には最も好まれることと言えるでしょう。
親の人の世界観
親の人は人生に調和を求めています。
自分を律し、周囲に平和と調和を保つことが、人生における使命であると考えます。
自分のことより相手が気になる。ルールを守り安定した状態を保ちたい。人の役に立ちたい、みんなと仲良くしていたい。そう願っています。
なので、場の空気を乱す人、自分勝手な人、周りの人のことが見えていない人、自分や誰かを仲間はずれにする人は最も苦手だと感じるのです。
好きな人は、適度な距離感を保てる人や周りのことも考えてあげられる人。
そして親の人が最も喜ぶのは、人知れず周りを気遣っている親の人の行動をそっと誉めてくれる時です。そして仲間はずれにされたり、「みんなの役に立っていない」というようなことを言われるのはとても傷つくのです。
愛の人の世界観
愛の人は世界に相愛を求めています。
互いに必要とし、共感し合えることが人生において最も大切なことで、究極は無償の愛を求めています。
相手への判断基準は自分のことを好きかどうか。私して自分も相手を好きかどうかが関係構築にあたり重要な鍵となってきます。
仕事においても、苦手な上司からの指示は耳に入ってきません。しかし好きな上司なら、たとえ自分にできそうじゃないことでも「やります!頑張ります!」と、つい言ってしまいます。
また好きな人のために何かしてあげたい、尽くしたい。相手にも自分を好きであって欲しいと強く欲します。
愛の人が最も傷つくのは拒絶、必要とされないこと。逆に、愛の人が送る愛のエネルギーを「受け取ってるよ」と示すことが最も喜ばれます。マメで具体的な愛情表現をするのが愛の人に喜ばれるポイントです。
このようにみてみると、「冷たいな」とか「理屈っぽいな」と感じていた智の人が、なぜそのように見えたのかがわかってきます。
この世の中に智の人がいなければ、現在のような科学の発展や素晴らしい芸術作品などなどは生まれていなかったかも知れません。
時に考えなしで突っ走る勇の人は、率先して自分がやろうとしてくれてるのかも知れません。危険なことが起こった時、命を顧みずにみんなのために守ってくれるのは勇の人なのかも知れません。
自分の意見を言わず、何を考えているかはっきりしない親の人は、誰よりもみんなのことを考え、無用な争いを知らず知らず起こらないように回避してくれているのかも知れません。
世の中全てが親の人なら、戦争は起こっていないのではないかと思います。
感情的で喜怒哀楽の大きい愛の人は、知らず知らずみんなに笑顔やユーモアを与えてくれているのだろうと思います。
愛の人がいなければ、日常がつまらないものになっていたかも知れません。
その大きな愛は、世界中の全てを包み込む日が来るかも知れません。
陰陽思想という記事でも書きましたが
全ての物事は良いも悪いも表裏一体で、見る側の視点が違うだけなのだと思います。
嫌いだ、苦手だと思っていたあの人も、魂が求めていることがそもそも自分と全く違うのだからと思れば、少し見方が変わってくると思います。
分かり合うとは、共感することでも意見を合わせることでもなく、「相手は相手」と認め合うことから始まるのかも知れません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(noteをやめるわけではありません(*^_^*)