壊れかけの時計を使い続けてる
私の部屋には時計がひとつだけある。
高さが10センチくらいの、目覚まし時計
小学生の頃から使ってるお気に入りの壁掛け時計が壊れてしまって、一時的に使うため買ったもの。
でもこれも、買ってから1年も経たないうちに壊れてしまった。
壊れたというか、壊れかけというか、壊れかけのレイディオというか、レイディオだ。いや、時計だ。
電池は切れてないのに、接続が悪いのか時々止まっていることがある。
止まったと思ったら、また呑気に動きだしたりする。
だから、30分遅れとか1時間遅れの数字を指している場合が多い。
私は時計が遅れていることに気が付いておきながら、直したところで再び止まることを思い浮かべて、まぁいいかと放っておく。
"まぁいいか"のボーダーラインが30分や1時間だから、私の部屋はいつも、きっかり30分か1時間、世の中より遅れている。
いつ止まるか分からないから、目覚ましが鳴らなかったことなんてしょっちゅう。
だから、起きなければいけない日はスマホでアラームをセットしておくのだ。
目覚まし時計のアラームはおまけ
そんなことを書いたら、彼は拗ねて止まってしまうかもしれないから、もちろん内緒
早く新しいものを買えばいいのだけれど、なかなか気にいるものがなくて、ずっと使い続けている。
光沢のないマットな白の時計で、アラーム機能と文字盤を照らすライトがついただけの、シンプルな物。
なんの思い入れもない、ただの目覚まし時計だけど、こうやって文章の主役にしてしまったら、手放す時に悲しくなるかもしれない。
止まったり、動いたり、気ままに活動してる所がなんだか可愛らしくて、いつのまにか愛着を覚えてしまったのかも
そうともなれば、少しでも長く活躍してもらいたい
⏰⏰⏰⏰⏰
🌱時計側のお話も覗いてみませんか🌱
スタエフ、noteで仲良くさせていただいてるゆっずうっずさんが、この話を元にした物語を書いてくれました✨
時計が主人公の物語です。
とても素敵なお話なので、ぜひ読んでみてください🌱
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