再受験がうまくいくひと、いかないひと
私は現在起業を目指している37歳専攻医。
前回、再受験に関するネガティブな記事を書いたら、リクエストが来たので、
改めて再受験についての厳しい現実について書いてみる。
私はたやすく再受験を応援できないが、成功例と失敗例は示せると思う。
再受験がうまくいくひと
高校卒業時の理系3科目が偏差値60前後
「そもそも論」というのがある。
そもそも、
河合塾の全統記述模試もしくは駿台の駿台全国模試の理系3科目(英・数・理科)で偏差値60前後あるひとは再受験の成功率が高い。
更にいうなら、再受験がうまくいったひとの多くは
「元東大生、京大生などの旧帝大生」である。
偏差値が医学部と同じゾーンにあった / 近かったひとは、必然的に合格の可能性が高くなる。
というのも、こういったひとは、自分に合った勉強の仕方を知っている。
地頭の良さというのもあるかもしれないが、息をするように努力できる。
だから成功率も高い。
(※ただし、最近は面接点などもあり、一概に学力だけで合格は決まらない。)
目標をもちつづけ、継続的に勉強できる
再受験するひとは社会人のこともよくある。そして、周囲の人が再受験に好意的で応援してくれるとは限らない。
例えば、地方在住の独身女性が再受験するとなれば、
「再受験などせずに早く嫁にいけ。子供を産め。」という圧力をかけられることも少なくない。
しかし、周囲になにを言われようとも、とにかく「医学部合格」を目標に勉強を継続し続けられることが大事となる。
皮肉なことに、再受験を成功させているひとに話を聞くと周囲の支援が得られたと話していることが多い。
逆に言えば、周囲を味方につけてから再受験に臨んだ方が成功率は上がるといえる。
同時に切磋琢磨しあえるライバルでいて仲間を持てると、モチベーションを維持しやすく、「みんなで志望校合格」を達成しやすい。
目標から逆算して計画を立てられる
特に、再受験開始時の偏差値が低い人にとって大事となる。
開始時の偏差値=スタート地点となるので、そこから
「いつまでに」「何をやって」「どう評価して」
目標にたどり着くか、が大事になる。いわゆるPDCAサイクルを自分で回していかないといけない。
これを予備校や塾、家庭教師に人任せにせず、
自分自身でやっているひとはモチベーションも高く、
自分の立ち位置を客観的にとらえられているひとが多いので成功率が高い。
ただし、適切な判断ができる予備校の先生などに相談するのはいいと思う。
例えば、自分は開始時の偏差値が48だったとしよう。
数学なら急に青チャートに手を出してもできているかどうかよく分からない。
そこで、予備校や塾の先生、学校の先生に相談して教科書を3か月で読みなおし、模試を受け実力を測る。
偏差値が55あれば、青チャート1週目を3か月、2周目を2か月ですることにした・・・という感じである。
このような感じで具体的に計画を立て、軌道修正しながら計画を実行していくことが必要だ。
そして、この能力がたけている人は成功率も高いし、医学部合格後も進級での苦労は少ないだろう。
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