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最近の香港滞在と不動産マーケットの現状について
最近、香港に行ってきました。地元の人々と話をしていると、日本とはまるで異なる環境であることが分かりました。ここでは、現在の香港の不動産マーケットを構成する要素についてまとめてみます。
香港の不動産マーケットを構成する要素
中国国内の景気悪化
観光客の減少が顕著です。
中国本土からの投資減少
中国国内の景気悪化により、香港への投資が減少しています。
西側諸国との関係悪化
外資系金融機関の撤退や規模縮小が進んでおり、オフィス空室率が上昇しています。
コロナ後の生活様式の変化
夜に出歩く人が減少し、飲食店の撤退が目立ちます。
フードデリバリーの発展
自宅で食事をする人が増え、店舗の空室率が上昇しています。
インフレと賃金の停滞
インフレが続く中、賃金が上がっていないため、生活が厳しい状況です。
自由な発言の制限
自由に発言できない環境が続いています。
これらの状況はまだ悪化する可能性があると言われており、ここ2年で不動産価格は30%ほど下がりました。さらに、今後も下がる可能性があるとの懸念もあります。しかし一方で、中国大陸の景気がいつまでも不調であるとは限らないため、現在の状況を底と見て投資する人も少なくありません。
日本の状況と将来の展望
日本では、米中関係の悪化から漁夫の利を得る形で、半導体やサーバー、AIなどの分野で投資が進んでいます。また、円安の影響で製造業が活況を呈しています。この先、ニューヨークやロンドンと比較しても東京の物件はまだ安価であり、将来価値が高いと見られるため、今のうちに購入を進める動きが見られます。正常なインフレが続いていると感じます。
香港に滞在していると、昔の香港を知っているだけに、その変化に驚かされます。日本は現在、千載一遇のチャンスのスタートラインに立っているのではないかと思います。これが間違いでなければ良いのですが。