子宮頸部の円錐切除をしてきた話

先日、子宮頸部の円錐切除をしてきました。
結論から言うと、浸潤なしで取り切れたでしょう、とのこと。
 

■発端

話は遡ること約5年前。妊婦健診の子宮頸部細胞診で軽度異形成が見つかったことから、私の子宮頸部異形成とのお付き合いが始まります。
毎年人間ドックは受けていたのですが、6月に受けた人間ドックでは見つからず、2月ごろの細胞診で見つかりました。

そこから、定期的に(3ヶ月に1回くらいのペースで)細胞診やコルポスコピーを受け続けてきました。
軽度異形成からしばらくは変化なく、そこから5年間のときを経て、私の異形成は中等度異形成に進化しました。出産の予定がないことや、長い期間通院していることもあり、先生から手術をすすめられました。

子宮頸癌はHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することで発症の可能性が出てきます。ワクチンが有効なのですが、私の世代は保険適用じゃなかったこともあり、接種していませんでした。
HPVにもいくつか型があり、癌化(悪性化)しやすいものとそうでないものがあるようです。私から検出された型は高リスク型とのことで、それも手術を後押しする要素でもありました。

■手術

手術のために、2泊3日の入院をすることになりました。1日目は昼からの入院だったのですが、歯科だけの予定で、その他は特に制限もなく、ゆったり過ごしました。ちなみに、21時からは絶飲絶食で、与えられたジュース(ポカリの薄いやつ)だけOKとのことでした。

2日目、昼過ぎからの手術でした。手術は初めてだったのですが、手術室に入る前に名前と手術箇所の確認、手術台に上がってから再度名前と手術箇所の確認がありました。(テレビで見たやつ!)
酸素マスクをつけ、点滴から麻酔が注入されました。チクチクした痛みがあったのを覚えています。それからの記憶はなく、起こされると手術が終わっていました。

術後、ベッドに寝かされたまま、病室へと運ばれました。このとき、お腹がめちゃくちゃ痛く、声を出さないと耐えられないほどでした。しばらく耐えて、(もう限界!)というレベルになったのでナースコール。無事に痛み止めを点滴からいれてもらえ、うとうと眠れるくらいになりました。

■退院後

術後の経過も良く、翌日には退院です。ちなみに、食事は手術日の夕食から出ました。おかゆとおかずで、ゆっくり食べてくださいね〜とのことでした。そのあとは、飲食OKでした。
退院前の検診では止血していたガーゼを取り出してもらったのですが、思いの外長かったのと、痛くはないけど変な感触で、不思議な感覚でした。

退院後は念のため母に来てもらったので、家事は任せて一日ゆっくり。仕事は一週間お休みをもらいました。湯船とお酒、激しい運動は次の検診までNG、念のため遠出も止めてねとのことでしたが、日常生活は普通に過ごしてOKでした。

その後、2回目の検診(術後約1ヶ月後)で問題なしとのことで、お酒も解禁になりました。病理検査の結果、浸潤もなし、ということで、無事に手術で異形成はとりきれたようです。
とはいえ、また新たに発症するかもしれないので、定期的に検診は受けてくださいね、とのことでした。

しばらくは短期間での受診が続きますが、これも徐々にスパンが長くなるようです!

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