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泣き寝入りの後悔、旅芸人の交代。
みなさんは人生のあの時あのタイミング、ああしていればよかった。
勉強すればよかった、告白すればよかった、お金を稼げばよかった、やらなきゃよかった、働きすぎなければよかった、遊べばよかった、あきらめなければよかった。
そう思うことはないだろうか。
もう取り返しのつかない後悔は枚挙にいとまがない筈だ。
そんな中で僕が個人的に思うのは、泣き寝入りした事だ。
泣き寝入りとは何かGoogle先生に聞いてみると
「泣いているうちに、寝入ってしまうこと。」
という意味らしく転じて
「異議や不服はあるがそのまま諦めてしまうこと。」という意味になる。
どれだけ僕が嫌がらせを受けたり殴られたりしても社会は、世界は、地球はまるで何事もなかったかのように公転していく。
僕だけを寂しく一人取り残して。
だったら僕はどうすれば優しく救われたのか。
例えば叫べばよかったのだろうか。
「こんなのは不当だ!」と意義を申し立てればよかったのか。
しかしもう遅い、時は止まってくれはしない。
ついでに指も伸ばせちゃう無敵のスタープラチナみたいな強いスタンドは使えないのだ。
砂時計はこの瞬間も絶え間なく落ち続けている。
僕が何をしようがされようが、そんなのは惑星の砂時計にとってほんの僅か一粒の細かい躍動でしかないのだ。
でも、それにしても、やられっぱなしの人生でいいのだろうか。
侵され奪われ脅かされて。
ビクビクと怯えて震えて縮こまって、嵐が過ぎ去るのをただ待つだけ。
そんな人生で、惨めな人生でいいのだろうか。
証拠が残らなければ、形にならなければこの世界からすればそれはいくら酷かろうと、悔しかろうと無かったのと同じだ。
この頭に、記憶に残っていたとしても人間の育んだ認知機能など曖昧だと軽く一蹴されるのみ。
弱いと淘汰される。
時代についていけないと置いてけぼりにされる。
親ガチャなんて無かったみたいに見ないふりをして、この世界は弱者にはとことん厳しいらしい。
だからといって僕はお昼寝タイムを終えた元気いっぱいの幼稚園児に遊び半分で踏み潰されるありんこじゃない。
一応これでも人間だ、地球を支配するホモサピエンスの一種だ。
あの山○賢人様の遺伝子とだって大体99%は変わらないらしい。(フアンの方すみません許してください☆)
いくら僕が弱くたって空には壁はないのだから、雲の上があったって、それでも空を隔てるものはないから。
未来を変えられるのは今からだけ。
だったら、やらないよりもやる方がいいに決まってる。
ねえ、大きく叫べば、あの高い空まで届くかな?