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転生ガチャもハズレを引きたくない件

僕は悲しみの連鎖の元凶である親ガチャに失敗してしまったらどうすればいいのか考えた。
何度も何度も反芻しながら思考した。
どうしたら親ガチャによる不平等を、この世の格差の根源を叩き割れるのかと悩んだ。
そして一時的にだが答えが出た。
このnote記事のタイトル通りだ。
もしかしたら未来でもっと良い答えが見つかる日が来るかもしれない、まあ、だからとりあえずの暫定回答ということで。
その答えは至ってシンプル。
今世は妥協したり諦めたりして、幸せな来世を夢見ればいいのである。
そしたら自分の不幸を呪ったり恨んだりしなくてもいい。
もう不安定で不安心で不可能で不可視で不規則で不規律で不寛容で不機嫌で不完全で不確実で不可避で不可解で不快感の波が襲うこの世を睨まなくてもいいんだ。
親ガチャに失敗したら、次の舞台となる世界への転生ガチャでアタリを引けばいいのだから。
目指せ一番大当たり!
導き出したこの答えが、この暫定回答が出るまで僕は親ガチャでハズレを引いてもどうにか努力で伸ばせないのかと四苦八苦していたが、そんなもん個人差のある親ガチャの結果にもよるだろうとなった。
そうか、そうだ、そうだよ。
だったら親ガチャの結果はもう諦めて次にあるかもしれない輪廻転生に、希望はまだある転生ガチャで挽回すればいいのだと、やっと残酷で闇深い出生ガチャの真理に気づいたのだ。
なるべく輪廻転生をスムーズに遂行するべく、現世でなるべく徳を積んで一生叶えられそうにもない夢や望みは来世に懸ける。
うーん、悪くないw
逆にそこまでしないと親ガチャの格差には抗えないというのが少し悲しいのだが。
でもそれは根強い階級社会の蔓延っているこの冷たい世の中ではまかり通らないんだよな。
社会がそうなっちゃったんだからさ。
誰もが平等だと信じる多数決でそういうルールだと決められたちゃったんだから。
どうせ親に親ガチャだなんて言っても一瞬で一蹴されて終わりだ。
そもそも親ガチャの高潔で崇高な概念さえ理解してくれないだろう。
だから輪廻転生による転生ガチャでアタリを狙うと。
そしたら親ガチャに負けたとしても、失敗したとしても、悲しんだとしてもどうしようもない理不尽を嘆いたとしても、大丈夫きっと救われる。
敬虔な人の正当な祈りは届く、現世では叶いそうもない諦めていた大きな夢も叶えられる。
だって、来世には無限の夢と希望が詰まっているのだもの。
やれるさ祈れば。
できるさ転生すれば。
大人気アニメカードキャプターさくらのOPでもいってたよ。
信じる、それだけで越えられないものはないって。

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