エコロジーと無料のツケを払うのに何年掛かったか考えたくない話
つぶやきでも書いたけれど、今日は竹製品を短くカットしてスッキリ。ちょっとだけ映っているのはパセリです。
画像の中のガラクタは箒の部分とコーティングのビニール以外は竹。
箒を買った時はいろんな人に「箒の柄は何で出来ているの?燃えるゴミで良いの?」と聞いて回る世間知らずの若い人だった。プラスチックか塩化ビニルなのか金属かでゴミの分別が変わるでしょう?と。オチとして誰も答えられなかったのでみんな世間知らずでした。そこで、せめて解体して燃える天然素材の箒部分だけでもとあれやこれやしていたら、ビニールを剥いたら全部竹だったという結末から「エコ。素晴らしい。」と素直に感動した若かりし頃を書きながらひんやり思い出しています。
さすがに箒は買ったのだけど、私は基本的にモノは買わないところから始めることは知っている人は本当によく知っている。
私は有り余っているものは貰うのも愛だと思っている。
箒以外は全て実家から貰った竹。七夕に子供達のために切り出してもらった竹の枝葉を切り落としてプランターの支柱にしたものや、足りずに切ってもらったもの、途中に家具を渡して室内の物干し竿にしていたものなど太さは3種類ぐらいある。
大人同士は互いにお金を掛けず、子供達には金銭感覚の教育に、と買えるのに買わないのもエネルギーが要るが、若いから出来たことかもしれない。
事実、竹をベランダに飾れる賃貸住まいは少なかった。今も少ないかもしれない。子供達は折り紙などで作っても作ってもまだまだ飾れる竹にいろいろ作って短冊も飾った。自分が子供の頃は何を飾ったか大人達も頭を巡らす。子供達が小さいうちは大人も子供もそれなりに楽しめた遊びだった。
後片付けは枝葉の切り落としが大変だったぐらいで、野菜や花の支柱にしていた。竹なので細くても鋏で切れない枝が大変だった。よく撓り折れないので燃えるゴミの袋はすぐパンパンになったが、主軸は使えるということで誰も困らなかった。近年私が困るまで。。
懐かしい話はこのぐらいにしておくが、竹というのはご存知の通り、丸くて硬くて他の木とはかなり性質が異なる。ふつうの箒ならまだ指定のゴミ袋に入るが入らないものは多少曲がったところで入らない。父の死後にあれこれ処分するのに鋸を新調した話や愚痴は都度Twitterのツリーで語ってきたが、竹はふつうの鋸ではおいそれとは切れない。竹用の鋸というものが昔からあって、しかし竹用は誰でも持っているものではない。持っている人が私の周りにいない上に竹故に特別な鋸を買わねばと、切るにあたって遂に買ってきたのだ。実に4本目のマイ鋸。
今回も前置きが長くなってしまったが、使った感想をば。
めっちゃ良い。大して力も時間も掛からず終了。父が若かった昔よりも鋸の材質も良くなったのだろうが、こんなに楽に切れるとは。
最近の鋸は、折り畳み式で工具箱に何個も入るし値段もそんなに高くない。もちろん上を探せば幾らも高くなるだろうが、賃貸住まいでDIYで棚も作らない切る量も高が知れている私のような者には手動で十分だよ。
女性でも使える電動工具も今は沢山あるけれど、電動はやっぱり大きいしね。
以前どこかで書いたか忘れたが、私は昔、怪我で片手を手術してほぼ痺れが取れた今も無理がきかない上に四十肩とかいわれる症状で無茶が出来ない。それでも楽だったので、自宅だろうと実家だろうと断捨離や庭木の剪定で細長い竹製品や木製品、物干し竿や傘など大物というほどでもないのにゴミ袋に入らないばかりに粗大ゴミや業者に依頼など困っている人に届いてほしくて書いた。
今は材木用、生木用、衣装ケースなど住居用、竹用など用途別に刃の形など異なってくるので複数必要になるかもしれないが、用途に合った使い方さえちゃんとすれば工具箱1つのスペースで済んで手動でも楽だし、勿論電動でなければ無理な太さや量なら電動や業者(処分含めて)も視野に入れねばならないだろうが、家庭内で出る程度のものならぼちぼち切っていけば大丈夫だよと伝えたい。
今はまだまだ家族が捨てられない人で死後も生前からもモノを減らせなかったり処分するしかないモノも処理出来ず後手後手になって頭を抱えている人は沢山いると思う。自身が捨てられない片付けられないと悩んでいる人も。
持ち家で家そのものの取り壊しや改築を急がないような人ならば、紙ゴミも布ゴミもまだひたすら捨てれば良いから楽と言ってしまえるほど、木だの竹だの金属だのは厄介だと思う。軽くても長いとか小さくてもクソ重いとか、量がまとまっているほど大変だ。
とにかく一般家庭レベルなら電動工具を買うか借りることになっても何とかなるから地道にお互い頑張ろうね。と言いたいのでした。
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