小技集 - ラズパイのCPU温度、Core電圧、細かい設定や省エネや気になることとか(最終更新 : 2022年5月17日)
USBチップセットの電源をOFFして省エネ
読んで字のごとくUSBコントローラー(Microchip LAN7515)の電源をOFFして省エネします。どのくらい消費電力が下がるのかを測る方法を用意していなかったのでCPU温度でどのくらい下がるかやってみました。(CPU温度は後の方にコマンド書いてます)
$ vcgencmd measure_temp
temp=47.2'C
$ echo 0 | sudo tee /sys/devices/platform/soc/3f980000.usb/buspower
0
$ vcgencmd measure_temp
temp=41.9'C
/sys/devices/platform/soc/3f980000.usb/buspowerというファイルがあり、そこにUSBコントローラーの電源ON(0x1)/OFF(0x0)が設定されてます。値を書き込むと即反映してくれて、うちの3B+だと5℃くらい温度が下がりました。尚、ファイルの中身を覗いてみると、、
$ cat /sys/devices/platform/soc/3f980000.usb/buspower
Bus Power = 0x0
と書かれています。
ただしコイツは再起動すると元の値(0x1)に戻るので、/etc/rc.localに書き足して起動時に設定するようにしてあげるとよいかもです。
CLIでタスクマネージャーを動かす
Windowsみたいなタスクマネージャーをデスクトップで動かすこともできますが、SSHとかで入ってるときにそんなのは動かせないのでtopコマンドを使います。(下はコマンドを叩いたときの冒頭部分を記載)
$ top
top - 23:16:42 up 5:30, 3 users, load average: 0.00, 0.00, 0.03
Tasks: 194 total, 1 running, 193 sleeping, 0 stopped, 0 zombie
%Cpu(s): 2.0 us, 0.9 sy, 0.0 ni, 97.1 id, 0.0 wa, 0.0 hi, 0.0 si, 0.0 st
MiB Mem : 903.3 total, 36.8 free, 359.3 used, 507.2 buff/cache
MiB Swap: 100.0 total, 0.0 free, 100.0 used. 419.9 avail Mem
PID USER PR NI VIRT RES SHR S %CPU %MEM TIME+ COMMAND
1593 pi 20 0 389184 76324 48560 S 4.6 8.3 16:26.32 chromium-browse
1279 pi 20 0 554408 101232 55416 S 3.6 10.9 27:32.49 chromium-browse
1528 pi 20 0 315036 56500 49612 S 1.6 6.1 9:49.52 chromium-browse
3660 pi 20 0 9868 2924 2476 R 1.3 0.3 0:00.16 top
65 root 0 -20 0 0 0 I 0.7 0.0 1:15.32 kworker/u9:0-brcmf_+
511 root 20 0 361968 36032 23704 S 0.7 3.9 7:05.67 Xorg
CPUの温度、クロック周波数、Core電圧、RAM容量を見る
pi@raspberrypi:~ $ vcgencmd measure_temp
temp=45.1'C
こちらの"Raspberry Pi 3の動作状況とハードウェア設定を取得する(vcgencmd)"を参考にさせてもらいました。
vcgencmdはクロック周波数、コア電圧など色々な情報を取得できるようです。
$ vcgencmd version
Nov 4 2018 16:31:07
Copyright (c) 2012 Broadcom
version ed5baf9520a3c4ca82ba38594b898f0c0446da66 (clean) (release)
$ vcgencmd measure_clock arm
frequency(45)=600000000
$ vcgencmd measure_volts
volt=1.2000V
$ vcgencmd get_mem arm
arm=948M
$ vcgencmd get_mem gpu
gpu=76M
get_memでメモリの使用状況を確認すると、メモリ1GBをArmとGPUで分け合ってますね。
948+76=1024(MB)でピッタリ1GBです。
例)15秒ごとにラズパイのCPU温度を測定する
vcgencmdをwatchで回してあげると毎回コマンド叩かなくてすみます。
$ watch -n 15 vcgencmd measure_temp
Every 15.0s: vcgencmd measure_temp
temp=40.2'C
Raspberry Pi Configuration(GUI)が動かない問題
こいつが動きません。
クリックしてもうんともすんとも言いません。
CPUの使用量もピクリとも動きません。
ついでに言うとRecommended Softwareも動きません。
もしかしたらインストールされていないのかと思いコマンドを投げてみます。
pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get install rc-gui
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
rc-gui はすでに最新バージョン (1.21) です。
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 30 個。
素気無い返事が帰ってきました。
どこかにヒントはないか?と探しているとありました。
ラズパイフォーラムの"Debian Configuration menu not working"という記事で同じ現象に困っている人がいました。
回答も明快でした。
メニューの[設定]から[Main Menu Editor]を起動します。
項目[設定]の[Raspberry Piの設定]を選択し"プロパティ"をクリック。
Launcher PropertiesのCommandの一番お尻のところ"sudo -A rc_gui"を
"sudo -AE rc_gui"に書き直してOKをクリックします。
特にリブートしなくてもRaspberry Piの設定が動きました。
ついでにRecommended Softwareも同じようにすると動くようになりました。
日本語化のやり直し
前にやった言語設定が間違えていたので日本語のやり直しです。
raspi-configを起動して4 Localisation Optionsを選択します。
I1 Change Localeを選択します。
デフォルトではen_GB.UTF-8 UTF-8となっていました。ラズベリーパイは英国生まれなのでそうですよね。日本語化するのでja_JP.UTF-8 UTF-8をスペースを押して選択、returnで実行します。
前回はDebianのパッケージは英語だから下手なことするなと言われたて怖気づきましたが、そのままGOです。
初回設定のときにスクショを取り忘れたためやり直したので、すでに日本語になっています。
returnを押せば終了です。
リブートするとデスクトップのメニューも日本語になります。