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心理系大学編入 合格体験記なるもの②

のざです。
早くも前の記事にスキがついていてびっくりしました。大きいコンテンツはすごいです。ありがとうございます。

大学編入の合格体験記、第2弾です。

そもそも編入って何?
どうして編入しようと思った?
編入の良いとこ、悪いとこ
編入するためにやったこと:生活
編入するためにやったこと:勉強

前回はこのうち、上の2つを書きました。
今回は「編入の良いとこ、悪いとこ」について書いていきます。

~前回のあらすじ~

編入って狭き門だよね。でもいろんな人が受験するんだね。

のざさんはもともと心理が学べる大学にいたけど、編入をしたよ。
それは学歴コンプ、大学の環境、先生方の専門領域が理由だったよ。

編入の良いとこ、悪いとこ

編入にはメリット、デメリット両方あります。
自分はいろいろ考えた結果、編入にチャレンジしてみよう!と思いましたが、志望者の方は「本当に受ける意味があるのか?」よく考えて選択してほしいです。

・編入の良いとこ

1、学歴の向上

志望大学に受からなかった。筆者も最初はこれがきっかけで編入を知りました。

学歴のコンプレックスを解消したい!人によってその願望は、何よりも強いものでしょう。そのために何かを犠牲にしても頑張れるというなら、編入は一つの手段です。


2、学びたい分野にシフトできる

「大学に入って、実際に勉強してみたら専門分野が肌に合わなかった」
「仕事をしていて、知らない領域について興味を持った」
「この分野に興味はあるけど、もう少し違う領域について知りたい」

そんなとき、やってみたい領域を学びなおすことができるのが編入です。

大学院に入って専門的に勉強するという方法もありますが、
・初学者として足を踏み入れやすい
・免許を取るために学部に行く必要がある
・大学や高専に通っている
などの理由で編入を選択することがあります。


3、学費が減る可能性

私立大に通っている場合は、国公立大学に移ると学費が減少します。以上。


4、nを重ねなくて済む

志望校に落ちたので大学受験を再チャレンジしたい!と思った場合、
・浪人
・仮面浪人
・編入
以上の手段があります。ほかにもあったら教えてください。

この時、浪人や仮面浪人を選択した場合、1年受験するごとに本来進学できたはずの学年よりも1つ下の学年になっていきます(浪人界隈、n=1とかよく言いますよね)。

編入を選択した場合、学年を下げることなく大学を移動できる可能性があります。
ただし、休学して編入受験する場合や、一部の2年次編入(2年生以降に受験可能だけど、合格後2年生からスタート)の場合などはダブりが発生するので注意が必要です。

また、浪人・仮面浪人と編入の異なる点は、学校を移ってから卒業までの年数が少ないことです。
これをプラスととるかマイナスととるかはあなた次第です。


5、その他の学校環境

これは個人的にですが大事でした。

・興味のあるサークルがあった
・高校時代の知り合いが多かった

この2つは特に筆者的うれしいポイントです。


・編入の悪いとこ

1、時間が奪われる

みんな、今の生活があります。
その中で、時間を割いて編入のための勉強をするのです。

当然のことですが、「今」は人生に一度しかありません。
その「今」を編入の勉強に使う価値があるのか、志望者の方には今一度考えてもらいたいところです。


2、情報が少ない

受験者が少ない、合格者が少ない。
そのために、欲しい情報を手に入れるのは苦労を伴います。

受験者が少ないので、得点も合格者の推移もデータとして価値を読み取りづらく、公開されない場合があります。
偏差値など出ません。
募集人数を「数人」などと明確な数字を示さず公表する大学もあります。
ついでに言うと、試験しても合格者ゼロという事例も数多くあります。

また、過去問を手に入れるのは非常に難しいです。
編入をターゲットにする予備校には用意がありますが、独力で入手するには限界があります。
さらに予備校の規模によっては、過去問がそろっていない場合もあります。

過去3年分を公開している大学もあるので、志望先はどうか調べてみることをお勧めします。


3、罪悪感

筆者は当時の生活を手放すことに、罪悪感を持っていました。

元いた大学で、友人と何気ない会話をしていました。
そんなとき、卒業式がどうとか、サークルの代替わりがどうとか将来の話されると、ウッと思いました。

いくらポジティブな理由で編入を目指していても、今の環境を「捨てる」ことを思うと心が痛むかもしれません。
もし落ちたとき、一度捨てようと思った環境に居る友人たちと真摯に向き合えるのか…受験勉強中何度も悩みました。


4、金銭的問題

受験にはお金がかかります。

受験料(TOEICや大学の本試験など)、テキスト購入などは共通でかかるお金です。
予備校に通ったり、誰かに教わるのであればさらに費用はかさみます。

ほんと馬鹿になりません。相応の貯蓄と覚悟が必要です。
(サポートしてくれた母親には多大なる感謝を表します。)


・どちらでもないところ

1、周りにいる人が変わる

編入が決まったら、何もかも新しい環境です。
そこにいる先生も、学生も、みんな知らない人ばかりです。

その人たちと新たに関係を構築し、その人たちから新たな学びを得られればメリットになります。
ただ、人間関係を構築するのがめちゃめちゃ苦手で、2年間じゃ何もできないかも…と思うなら編入は向いていないかもしれません。


2、立地が変わる

受けたい大学は、どこにあるでしょう?
都心ですか?地方の自然豊かなところですか?

どんな環境に親しみを持つかは人それぞれですが、筆者は立地が変わったことで前よりも便利になりました。

・心理系大学に編入を希望される方

特に慎重に考えてください。

今後心理を専門的に勉強したい、仕事にしたい!
と思っているなら、大学院受験は必ずやってきます。
公認心理師、臨床心理士の資格を手に入れるためには、大学院進学はほぼ必須ですから。

心理を目指すなら、大学院で学校を移ることもできます。
それでも編入を受ける意味って何でしょうか?


ほんとは次のトピックまで書きたかったんですけど、思ったより長くなっちゃったので、今回はこれで終わりです。
次回以降が気になる部分だと思いますので、課題に追われながらなんとか書き進めたいと存じます。これが遺言にならないことを祈ります。

おしまい

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