見出し画像

宅配便ロッカーPUDOステーションとは?使い方など徹底解説

誰でも好きな時に無料で使える宅配便ロッカーPUDOステーション。この記事では宅配便ロッカーPUDOステーションのサービス概要や使い方について解説します。

1. 宅配便ロッカーPUDOステーションとは

宅配便ロッカーPUDO(プドー)ステーションとは、Packcity Japan株式会社が運営する宅配ロッカーです。手数料無料で、人と対面することなく迅速に荷物の発送と受け取りができます。誰でも好きな時に使えるため、自分の時間を有効に管理できます。また、プライバシーを気にする人にもおすすめです。
PUDOを使うメリットについては、こちらの記事をご覧ください。

荷物の発送でも受け取りでも、PUDOの使い方はとても簡単です。

メルカリなどPUDOを利用しているフリマサイト・オークションサイト等では、売れた商品をPUDOから発送することができます。それ以外では、ヤマト運輸の「宅急便をスマホで送る」サービスもPUDOからの発送に対応しています。どちらもサービスサイト・アプリの画面に表示される指示に従って二次元コードの送り状を発行することで発送可能です。

荷物の受け取りについては、フリマサイトやECサイトがPUDOを利用している場合、商品の購入画面で受け取り場所をPUDOに指定できます。それ以外では、宅配会社から届く通知や宅配会社のサイトから受け取り場所をPUDOに設定可能です。

1-1. PUDOの設置場所

宅配便ロッカーPUDOは、2024年10月時点で全国に約7000台設置されています。

主な設置場所は以下の通りです。

・スーパーマーケット
・ドラッグストア
・ヤマト運輸営業所
・コンビニエンスストア
・駅
・駐車場

PUDOは普段立ち寄る場所に設置されているため、見かけたことがある人も多いでしょう。現在地情報から近くのPUDOを探すには、ロケスマやGoogle Mapが便利です。検索窓に「PUDO」と入力してみてください。

1-2. PUDOの営業時間

PUDOはいつでも好きな時に使えるのが特徴です。基本的には24時間利用可能ですが、屋内に設置されているPUDOの場合、その施設の営業時間に準じます。また、毎週月曜日はサーバーのメンテナンスをしているため、深夜0時から朝6時の間は発送できない可能性があります。
各PUDOの営業時間はロケスマやヤマト運輸のサイトを参考にしてください。

1-3. PUDOは利用料無料

PUDOは利用料無料で使えます。荷物を送っても受け取っても手数料はかかりません。荷物を発送する際の配送料は、フリマサイトやヤマト運輸の規定に沿って発生しますが、PUDOから発送したからといって料金が追加されることはありません。ヤマト運輸の「宅急便をスマホで送る」サービスから手続きして荷物をPUDOから送る場合、デジタル割と持ち込み割が適用されて、通常料金よりも160円ほどお得になります。

ユーザーが無料でPUDOを利用できる理由は、PUDOのビジネスモデルにあります。PUDOは簡単に言うと、手数料ビジネスです。荷物の受け取りや発送など、1件利用されるごとに宅配会社から手数料を得ています。PUDOのエンドユーザーではなく、宅配会社がPUDOに手数料を支払っているため、エンドユーザーは手数料を支払う必要がないのです。
PUDOのビジネスモデルについては、Facebookの記事も参考にしてください。

1-4. PUDOのロッカーのサイズ

PUDOのロッカーに発送したい荷物が入らなかったらどうしよう、と思ったことはありませんか? ロッカーの内寸については、こちらのブログ記事で詳述しています。
PUDOのボックス(扉)の大きさにはS・M・Lサイズがあります(ロッカーによってはMとLのみ)。荷物を送る時は、適切なボックスサイズを選んで荷物を入れます。目安としては、ネコポス(フリマサイト等での発送時のみ利用可能)や宅急便コンパクトはS、60サイズはM、それ以上はLです。
ちょうどよい大きさのボックスが空いていない時は、小さい荷物を大きいボックスに入れても大丈夫です。配送料金が高くなることはありません。ヤマト運輸が荷物の大きさを計測し、それによって料金が決まります。

1-5. PUDOが提携している宅配企業

PUDOはヤマト運輸、佐川急便、日本郵便、DHL Expressの荷物の受け取りに対応しています。
発送は2024年10月時点でヤマト運輸のみです。ヤマト運輸を利用しているメルカリ(らくらくメルカリ便)やYahoo!オークション(おてがる配送(ヤマト運輸))などの発送もPUDOから行えます。

ヤマト運輸の「荷物の送り方と受け取り方はこちらの記事で詳しく解説しています。

佐川急便の荷物は、再配達から受け取り場所をPUDOに指定できます。(24年10月時点)具体的な受け取り方はこちらのブログをご確認ください。

日本郵便のゆうパック等もPUDOで受け取り可能です。メルカリなど日本郵便が提携しているフリマサイトやECサイト上で、受け取り場所をPUDOに設定できます。受取場所の選択肢から「はこぽす(PUDO)」と表記されているものを選んでください。
それ以外では、事前に日本郵便のサイトではこぽすの利用申し込みをしておくことで、荷物が発送された後でも受け取り場所をはこぽす(PUDO)に設定できます。
日本郵便の荷物をPUDOで受け取る方法について、詳しくはこちらのブログをご覧ください。

DHL Expressの荷物は、SMSかメールで送られてくる通知、またはDHL ExpressのWebサイトやアプリから、受け取り場所をPUDOに指定できます。受け取り場所をPUDOに変更する手順はこちらのブログで確認できます。

1-6. PUDOを利用しているショッピングサイト

PUDOを利用しているオンラインショッピング等のサービスサイトでは、そのサイト上で、商品の受け取り場所・発送場所にPUDOを指定できます。宅配会社のサイトからではなく、そのサービスを利用している時に一緒に設定できるので、より簡単です。
以下はPUDOを利用しているショッピング関連サービスの一例です。(サイト名をクリックすると送り方や受け取り方を解説したブログに飛びます)

PUDOを利用しているオンラインショッピングサイト
・Amazon
ZOZOTOWN
・エディオン
・ニッセン

PUDOを利用しているフリマ・オークションサイト
メルカリ(らくらくメルカリ便の発送、ゆうゆうメルカリ便の受け取りに対応)
・Yahoo!オークション(おてがる配送(ヤマト運輸)の発送と受け取りに対応)
・Yahoo!フリマ(おてがる配送(ヤマト運輸)の発送と受け取りに対応)
・楽天ラクマ(かんたんラクマパックの発送)

PUDOを利用しているレンタルサービス(レンタル品の返送)
・airCloset
・MECHAKARI
・レンティオ
・ワンダーワンズ

2. PUDOの使い方

PUDOの使い方を説明します。

2-1.PUDOでの発送手順

フリマサイトや「宅急便をスマホで送る」サービスを使って二次元コードの送り状を発行したら、PUDOを操作してください。

1. PUDOのタッチパネルに触れた後、「発送」をタップします。

2. 発送できない荷物に関する注意事項を読みます。

3. 二次元コードをPUDOのスキャナにかざします。斜め下からかざすと読み取りやすくなります。もし読み取りがうまくいかない場合はタッチパネルのキーボードに受付番号等を入力します。

4. 荷物のお届け希望日と時間帯を選択します。

5. 荷物を入れるPUDOのボックスサイズをS・M・L(もしくはM・L)から指定します。適切なサイズのボックスが空いていない場合は、空きがあるサイズを選びます。

6. ロッカーの扉が開くので、荷物を入れて扉を閉めます。

7. 最終確認画面が表示されます。荷物の入れ間違い等がなければ、受付番号を確認して「OK」を押します。

8.「お荷物は正常に登録されました」と表示されたら発送手続きは完了です。ヤマト運輸の伝票番号を確認したら「終了」を押します。

2-2. PUDOでの受け取り手順

PUDOに荷物が納品されると、各サービスサイトや宅配会社からPUDOを開錠するためのバーコードなどが記載された通知が届きます。通知が届いてからPUDOに荷物を取りに行きます。

1. PUDOのタッチパネルに触れた後、「受取」をタップします。

2. 通知に記載されているバーコードをPUDOのスキャナにかざします。もしくはタッチパネルを操作して認証番号等を手入力します。

3. タッチパネルに荷物受け取りのサインをします。

4. 開いた扉から荷物を取り出し、扉をきちんと閉めます。

2-3. PUDOの使い方Q&A

発送と受け取りに関してよくある質問と答えは以下です。

Q: PUDOの住所を直接送り状に書いても荷物を受け取れますか?
A: いいえ。PUDOの住所を送り状で直接指定することはできません。

Q: 荷物を取り出す前に扉を閉めてしまいました。
A: 受け取りの場合、扉を閉めて10分以内であれば、認証番号を再入力することで扉を開くことができます。10分以上経過した場合や、一度扉の前から離れてしまった場合は、宅配会社に連絡してください。

Q: 発送の時、大きいボックスに小さい荷物を入れると送料は高くなりますか?
A: いいえ。荷物の大きさにちょうど良いボックスが空いていない場合は、空いているボックスに入れてください。送料が高くなることはありません。

Q: 荷物の発送後、控えは発行されますか?
A: いいえ。紙の控えは発行されないので、操作画面の最後に表示されるヤマト運輸の伝票番号をスマホで撮影して控えておいてください。

Q: 手書きの伝票は必要ないのですか?
A: 手書きの伝票は必要ありません。二次元コードの送り状を使って手軽に発送できます。

3. PUDOを使った品物受け渡しサービス

PUDOステーションは、宅配ロッカーとして以外にも使われています。

3-1. BOOKOFF中古品買取ロッカー

「BOOKOFF買取ロッカー」とは、PUDOステーションを活用したBOOKOFF買い取り査定専用のロッカーです。BOOKOFFの店舗の外に設置されており、24時間365日、予約不要、手数料無料で品物を査定に出せます。ロッカーを使うことで待ち時間を気にする必要がなくなります。BOOKOFFの会員証もしくは電話番号を持っている18歳以上の人なら誰でも利用可能です。

BOOKOFF買取ロッカーの詳しい使い方はこちらのブログを参照してください。

3-2. 処方せん医薬品受け渡し

処方せん医薬品の受け渡しができるPUDOがあります。ロッカーで薬を受け取ると、薬を受け取るまでの時間を有効活用できる、体調が悪い時に大勢の人がいる場所での滞在時間を短くできる、接触を抑えられるといったメリットがあります。

3-3. コンタクトレンズ・めがね、クリーニング品の受け渡し

コンタクトレンズやめがね、クリーニングした洋服などの受け渡し用ロッカーとしてもPUDOは使われています。人と対面することなく、営業時間外でも品物を受け取ることが可能です。

3-4. BOPIS

PUDOはBOPIS(Buy Online Pick-up In Store、ボピス)用のロッカーとしても使われています。BOPISとは、ECサイトで購入した商品を、実店舗で受け取る仕組みのことです。送料の負担がない、事前に在庫を確保できる、商品を探す手間を短縮できるといったメリットがあります。
PUDOのBOPIS利用については、こちらのリリースをご覧ください。

4. 宅配便ロッカーPUDOステーションを使おう!

宅配便ロッカーPUDOステーションについて解説してきました。PUDOは誰でも、好きな時に、人と対面することなく、無料で使えます。操作方法も簡単なので、ぜひ使ってみてください。

いいなと思ったら応援しよう!