backnumber “黄色” 歌詞解釈4(2番)
もしも君が今と違う顔で
もっと違った声をしていたら
こんなに苦しい思いをせずに
今日を過ごしていたのかな
メイクをした女性と友人がカフェにいるシーンが描かれています。
少し大人になったのでしょうか。
女性は少し切ない表情で友人を見つめる一方、
友人は嬉しそうな顔で女性を見ています。
もしも君が違う顔で違った声で
と歌詞に綴られていることから
この女性が恋心を寄せていた相手は
同性で仲の良い友人だったとわかります。
と考えると、ベランダで友人を見つめていたのも、友人を見送った後の切ない表情も納得がいきます。
もし友人が男性だったなら、
こんなに苦しい思いをしなくて済んだのに。
と考えているのでしょう。
切ないです。
多分違う出会い方でも
同じように君を好きになったよ
だってそういうものだからね
MVでは、高校入試の時の様子が描かれています。
シャーペンが壊れてしまい、焦っている女性に
笑顔で鉛筆を差し出す友人。
初めて出会った時の映像でしょうか。
この頃無意識に女性は恋に落ちていたのだと考えられます。
多分違う出会い方でも君を好きになった。
なぜなら恋とはそう言うものだから。
と歌詞に綴られています。
私が私じゃなくなるくらい
君の姿仕草を焼き付けている
いつも視線を辿って 言葉はどれも痛くて
気づかれないようにあの子を恨んで
MVの映像は、またカフェの時の映像に戻ります。(少し大人になった2人)
女性は目に焼き付けるように、友人を見つめています。
高校の時からずっと友人の姿を目で追っていたのでしょう。
友人の視線の先にはいつもあの男性がいて、友人の言葉からは男性の話ばかりだったのでしょう。また、同姓を好きな人の口から異性の話を聞くのはとても苦しかったのではないでしょうか。
そうしているうちに、友人の恋仲である男性が居なければと友人に気づかれないように恨むようになります。
MVの映像には、友人と男性が仲良く映っている写真が描かれています。
少しくらいズルくても手に入るなら
そんな汚い私が溢れ出さないように
今は硝子の蓋を閉めて
意中の相手である友人に急に髪を触られびっくりする女性。
少しくらいズルくても…と考えてしまう私の恋心が出てしまわないように
自分の気持ちを押し殺して、心に蓋をします。
私の中で今も渦巻く
この気持ちを目で見える形に
変えてしまったなら
小さな体を突き破って
空を覆い君を隠すでしょう
男性と2人で歩く友人を見かけ割って入るように友人の手を引いて
2人で海へと駆け出していきます。
その時女性は、今まで持っていた蓋が空いた硝子の容器の水を海へと放り流します。
おそらくこれは女性の押し殺していた気持ちが解放されている描写です。
歌詞からも分かる通り、
気持ちを表すとするなら、
友人を誰の目にも触れないよう隠したいくらいに
女性は友人を愛しているのでしょう
最後の投稿へと続きます→
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