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これはあなたの魂です。好きにしてください。

こんばんは。プディングです。

突然ですが、ハート型の何かを手に持たされて
「これはあなたの魂です。あなたの好きにしてください。」
と、言われたら皆さんはどうしますか?
そしてそれは、どのくらいの重さでどんな質感ですか?

まぁこれは別に心理テストでもストレスチェックでもなく、ただの今の私の思いつきなのですが。

私の魂はね、多分すごく軽いと思います。それでちょっと力を加えると簡単にパキッと割れて、中身がスカスカで、、昔駄菓子屋さんに並んでて密かに人気だった麩菓子みたいに。
そして私はそれを、透明のパックに入れて輪ゴムで留めて、半額のシールを貼って、どこか私の知らない遠くのスーパーの棚に並べると思います。売れ残りのお惣菜たちと一緒に。

私の魂は私の自由だからね。

話を変えます。
先日、ネットで面接に関する動画を見ていました。
そこで『自己アピールの方法!』『長所の見つけ方!』みたいな話になって、私も考えてみました。
特に面接を受ける予定はないんですけどね。

そしたら、何も出てこなかったんです。
出てこなかったというより、出してはいけないような気がしたんです。
こんな人間の長所なんか口にしたら嘘でもバチが当たる、すごく直感的にそう感じました。

「こんな人間」というのは、私が難病だからとか、人より勉強ができないからとかそんな表面的な話ではなくて、もっと奥深くの、それこそ魂そのものに初めからケチが付いているような、そんな感覚が昔からあったんです。
よくよく考えたら、割と幼い頃からそういう感覚は漠然とあったんですけど、それを日常の忙しさで誤魔化して気づいていなかったんですよね。それがここ数年で絵を描くようになって、絵を描くというのは自分と対峙する時間なので、そういう深いところにいる意識を見つけられたのかもしれません。

そういう心理のせいで、逃したチャンスや出来なかった体験があったかもしれないと思うと、もったいないような少しホッとするような感じがします。

話が逸れましたが、こんな感じで自分のことを「こんな人間」としか思っていない私は、平気で自分の魂に安値をつけるしどこか遠くで売ります。
でもね、これって多分希望でもあるんですよ。
「どこか遠くで安く売る」ってことは、どこかの知らない誰かが私の魂を手に取ってくれるんじゃないかってことです。

それでこれは多分、私だけじゃないと思います。
私と同じように、自分に対して特別悲観的になっているわけではないけど割とどうでもよくて、その辺に捨てても売ってもなんでもいいやって思ってる人も、きっとこの世界のどこかにはいると思います。
そしてそれと同じように、適当に扱われた魂を拾ってくれる人も世の中にはいると信じています。

あなた自身が、私自身が、自分の魂を大事にできなくても、それを自分の物のように大事に大事にしてくれる人はきっと必ずいます。
そんな人が1人もいないほど、まだ世界は腐ってないと思いたいです。

道に落ちてるハートを拾い上げて汚れをはらってくれる人が、半額ならいいかなって夕飯のお惣菜と一緒に買ってくれる人が、意外と近くにいますように。

これを読んでいるあなたが、書いている私が、いつか自分を本当の意味で大切にできますように。


ここまでありがとうございました。
おやすみなさい。


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