誰でも簡単!絶対にPOPが作れる3つの方法
イベントや店頭で必ずといっていいほど目にするPOP。
POPを見て商品に興味を持ったり、実際に買ったことのある方も多いのではないでしょうか。
しかし、私が初めて作ったときはどうやってデザインするの?材料はどこに売っているの?と、分からないことだらけで、ひとつ作るのに結構な時間を費やした記憶があります。
そこで今回は、未経験から酒蔵の広報になり数々のイベントに出店してきた私が、誰でも簡単に効果的なPOPが作れるようになる方法を具体的にお伝えします。
デザインツールは『Canva』、必要なものは『100均』『ネットショップ』を使えばすぐに作成可能です◎
イベントや催事でPOPを活用したい!
今まであまり作ったことがないけど、POPを作って販促してみたい!
という方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです☺︎
Canvaを使ったデザイン作成の過程の動画も載せています。
見ながら一緒に作業すれば、必ずPOPが作れますので是非ご覧ください♪
準備:POPを置く目的を明確にしておこう
効果的なPOPを作るために、まずはどんな人にどんなメッセージを送り、どういった行動を促すためのものかを明確にしておきましょう。
私が下記のPOPを作った時のイベントを例として説明します。
イベントの概要
東京で9月半ばに開催
日本酒の蔵が多く出店
野外開催、晴れの予報、気温も高め
あまりお酒に詳しくないお客さまも多い
一杯売りとボトル販売
ブースは小さめ
日本酒に詳しくない若い層も多く来場する
フードは軽いおつまみのみ
出品する自社商品
フルーツやハーブを使用
すっきり爽やかな味わい
日本酒に比べて低アルコールで飲みやすい
ボトルデザインが可愛い
これを踏まえ、日本酒にあまり詳しくなく、どれにしようか迷っている人に対して、『爽やかさ』と『フルーツやハーブを使用したフレッシュさ』をわかりやすく伝え、数あるブースの中から自社ブースに興味をもって来てもらうためのPOPを作成することにしました。
その他動線として、イベント後のフォローのためのSNSフォローを促すPOP、各お酒のボトルの前に置くPOPも作成しました。
POPで伝えたい相手と目的が定まったら、伝えるのに効果的なPOPの大きさを決め、必要なものを準備しましょう!
①POP作りに必要なものを準備する
今回使用したものは、100円ショップとネットショップで簡単に揃えられます。
100均ってほんとなんでもあって便利ですよね、、
100円ショップ(セリア)では
ホワイトカード ハガキサイズ
のり付きパネル A4
木製メモスタンド
の3つと、
ネットショップでは
パネルスタンド
を購入。
他にカッターと定規(私はその辺においてあったバインダーを使いました。笑 真っ直ぐで硬いものならなんでもOKです)を使用します。
▼ネットショップのURLはこちら
(ヨドバシは商品の種類が豊富で安く、在庫があれば明日に届くという頼りになる存在です!笑)
https://www.yodobashi.com/product/100000001003490190/
今回は備品を発送せずに手荷物で持っていくため、かさばらないものを選択。
パネルはもう1サイズ大きいB4サイズもありました。
ブースが広い場合は、大きめのPOPを使う方がより目立つのでおすすめ。
B4サイズはコンビニでも印刷できます◎
パネルスタンドはあると便利ですが、ブックスタンドなどでも代用できます。
大きさが決まったら、そのサイズに合わせてデザインを作っていきましょう!
②POPのデザインを作る
私はいつもCanvaを使ってデザインしています。
私がCanvaをおすすめする理由は、
無料のツールである
テンプレが豊富
操作が簡単
素材が豊富
であること。
フォントの数や機能も多く、短時間でそれっぽく仕上げられるのが魅力です。
▼Canvaのログインはこちらから
5分で完成!爽やかさを伝える呼び込みPOP
では実際にPOPを作っていきましょう。
まず一つめはお酒の爽やかさを伝えるこちらのPOP。
今回は視覚的にも爽やかさが伝わるような色合いと、遠くからでもわかりやすい文字量と大きさを意識し、ボトルの可愛さも売りの一つなので、お酒のボトルをメインに配置しました。
動画は2分半ほどで、見ながらすぐに作れますので、Canvaをあまり使ったことのない方はぜひ見ながら一緒に作業してみてください!
ちなみにこのボトルの画像は、iPhoneの写真アプリから、該当の画像を長押しして切り取ったものを使用しました。Canvaにも背景透過機能はありますが有料ツールになるので、有料版でない場合はiPhoneや他のアプリなど背景透過を行なった画像をアップロードして使用するのがおすすめです。
写真を活用!フレッシュさを感じさせる商品説明POP
次に写真を背景に用いたこちらのPOPの作り方を紹介します。
これはCanvaのテンプレを使用していないのですが、
デザインを作成するにあたり「Pinterest」を参考にしました。
「商品 pop」と検索して出て来たものから、参考になりそうなものを選んで作成。
▼実際に参考にした画像はこちら
https://www.pinterest.jp/pin/914512268082396910/
デザインの参考になるものが溢れているので、ぜひ一度Pinterest内でご自身の分野のPOPなどを検索してみてください。
今回はグリット分けを参考にし、商品写真についてはボトルのディスプレイの横に置くPOPなので割愛。
イベント会場にたくさんある日本酒の中で差別化ポイントであり、商品の特徴でもある原料のフルーツやハーブのフレッシュな印象を与えることを意識して作成しました。
ちなみに商品説明は、ChatGPTに作ってもらったPOPの内容を引用しながら文章を構成。『〜が特徴の〇〇のPOPを作って』なんて大まかな指示でも
この表現いいな、と思う語彙を含んだ文章を教えてくれるので、その表現を活かしながら文章を組み立てるのもおすすめです。
作成動画では写真を背景に用いる際に文字を見やすくする方法や、おすすめのフォントも紹介しているのでぜひご覧ください。
作成した画像は、右上の共有ボタンからダウンロード、PNGで保存しておきましょう。
③デザインを印刷し、パネルに貼る
作ったデザインを印刷していきます。
印刷する紙は、普通紙よりも光沢紙がおすすめ。
A4サイズであればコンビニでも光沢紙の印刷ができます◎
次に印刷した紙をパネルに貼り付けます。
最初にカッターで真ん中あたりに切り込みを入れて、印刷した紙を角を合わせて中心だけ貼り付けましょう。
最初から全部剥がして貼ってしまうと貼り直しが効かなくなるので、このひと手間は大事です。
そのあと定規やバインダーなどで空気を抜くように押し進みながら貼ると綺麗に貼れます。
が、このパネル、A4より少しだけ大きめなので絶妙な余白ができてしまうんです…器用な方は角に合わせて貼った後、余白部分をカッターで切ると綺麗に収まります。
私は不器用なのでお客様に見えやすい上部分に合わせ、下は少し余白ができた状態でそのまま使用しています。
次にパネルスタンドを貼りましょう。
このパネルスタンドはシールが2つついているので、1つだけ剥がして位置決めをしてから貼ると、貼り直しがある場合にやりやすいです。
このパネルスタンドの推しポイントがあるんですが、それはこの3つの穴。
どこの穴を使うかで、POPの角度を変えられるんです。
写真のように1番上の穴だと角度がついた状態になります。
同じPOPでもPOPを置く台によって、人の目線の高さが変わるのですが、この角度の調節ができることで台の高さに関係なく人の目線に合わせることが可能です。
1番上の穴はPOPを置く台が低い時におすすめで、逆に高めの台の時は1番下の穴を使うと真っ直ぐ立つので目線に合わせやすくなります。
POPは作るだけではなく、
置く場所や置き方も工夫すると、より効果的なPOPにすることができます◎
イベント出店などの際は、事前にもらう資料などでPOPを置く台の広さや高さを確認しておき、実際に同じくらいの高さのテーブルなどがあれば一度置いて少し遠くから眺めてみるのもおすすめです。
POPの作り方まとめ
今回は簡単にできるPOPの作り方を紹介しました。
イベントや店頭で集客や販売に大いに役立つPOP。
初めての作業だとハードルが高く感じるかもしれませんが、意外と簡単!と思っていただけたら嬉しいです。
素敵なPOPでお客さまに良いご提案ができるように一緒にがんばっていきましょう!☺︎