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「普通」と「普通じゃない」について。

先日、星野源のオールナイトニッポンのゲストに若林正恭さんがゲスト来ていた回で、二人が普通について話していました。

二人とも、昔から「それ、普通じゃないよ」と言われることが多かったらしく、普通じゃないことを「ひねくれてる」とか「普通じゃないよ」とか否定するのはおかしいよ。っという話だったんですが。

星野さんはその話の中で、

自分も割と否定されてきたので。でも、それに対して「そうなんだ」って思っていたんですけど。中学ぐらいから、まあ反抗期的な時期になってから、なんかその「そうなんだ」と思って、自信がないは自信がないですけど。それとなんか全然違うところから、「何か知らないけど、これだけは自信があるんですけど」みたいな。そういうのがニョキニョキと出てきて。それが音楽だったり、演劇だったりとか。

と話していました。

これを聞いて、子育て中の私はハッとさせられました。「普通じゃない」事こそに才能が隠れているのだ!と。

子育てでは、個性を伸ばそうとか!得意を伸ばそうとかよく聞くけど、まず、「個性」とか「得意」というワードが既に重い。子供の得意な事を見つけるのがまず大変なんです。
でも「普通じゃない事」であれば見つけやすいし、子供自身も感じ易いと思いました。みんなと違う気持ちになったり、みんなと考え方が違っていた時こそ、チャンスで、その中に自分の好きや得意が隠れているのではないかと思いました。

学生生活は同じ空間で同じ制服を着て同じ規則のなかでの生活で、普通じゃないを貫くのは大変だと思います。でも、娘には普通じゃない時こそ、その気持ちを大切にして欲しいと伝えて行きたいとなと思わせられる話でした。
これからは子どもが普通じゃない事をしても否定せず、まず受け入れてみようと思います。


そして、それとは全く逆のはなしになるかもしれませんが、星野さんが言った

異常だと見せたくて異常になっている人と一緒にしてほしくないんですよね。

と言うワードにグサッときてしまった自分がいました。「普通じゃない」人と「普通」の人の間に線を引かれてしまった感覚で、普通じゃないグループに入れない、普通の人の憧れを否定された感覚でした。

星野源さんの日常と言う歌の中で

みんなが嫌うものが好きでも それでもいいのよ
みんなが好きなものが好きでも それでもいいのよ

と言うフレーズがあり、私はこの後者の歌詞が好きなのです。特別じゃなくていい、普通で良いよと言われているようで、根っからの普通人間な私には刺さった歌詞です。

最近の傾向として、普通じゃない人が意図的に注目されることが加速している感覚があります。ここで言う「普通」がなんなのかは感覚的なものでしかないけれど、普通の人との間に今までと違った変なラインができないといいなと考えてしまうのです。

#子育て #星野源 #若林正恭 #オールナイトニッポン #ラジオ







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