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仮ビザに就労の許可がおりた! ドイツは「交渉」ありきの世界! 色々ビザの体験

こんばんは〜
今日は急遽、管轄の「外国人局」に行ってまいりました!


ドイツの便利な仮ビザ


結婚して「配偶者ビザ」を申請し、つい最近承認されました。
しかし、カードが届くのが8月末です。
そこで今は仮ビザ(Fiktionsbescheinigung)を発行してもらっています。

仮ビザとは便利なもので、これまでも何度か発行してもらいました。
申請中にビザが切れるとだいたいこれをもらえます。

ドイツで外国人局の対応が遅くて、既存のビザが切れても、全く慌てることはありません。ちゃんと連絡しておいたり、事情を説明すれば、何かしらの対応をしてくれて、大抵は仮ビザを発行してくれます。

しかし、この仮ビザ
就労は当然ながら、許可されていません。

私のビザがすでに承認されているのに、カードが作成中という理由で
仕事も探せない、アルバイトもできないのは、おかしい…。
そう夫と話し合って、交渉してみることにしました。

結果は、快諾!
しかも、担当の人が「今日の17時半までに来てくれれば、すぐに手続きします」とのことで、急遽行くことになったのです!

外国人局で、「就労許可」への書き換え

窓口に行くと、ちょうど担当のお姉さんが迎えてくれました。
私の仮ビザを受け取ると、おもむろにペンで「就労不許可」を「就労許可」に書き換え、パソコンで手続きをして、コピーなどをして終了

10−15分ほどで終わりました。

*お分かりのとおり…誰でも手書きで書き換えられそうですが、ちゃんとデータに入れているので、そんなことしてもバレますし、多分違法行為したら、まずいのでお利口さんはやらないよね〜

「次は旦那さんときてね。」とお姉さん。
配偶者ビザカードの受け取りは、夫婦で受け取りに来ないといけないらしいです。

こういうサッパリしたところが、私のドイツへ感じてる魅力なのです!
控えめに言って、最高っす

とても丁寧で親切でした。
私のドイツの外国人局のイメージは、「丁寧で親切で早い」
人それぞれのイメージが全然違くて面白いですよね。
私の出会うドイツ人、ドイツ在住者最高な人ばかりです!

おうちは、中心部より少し離れたところがおすすめな理由

私の家は、厳密にいうとミュンヘンの郊外にあります。ミュンヘンの中心部まで電車で20分ほどの高級住宅地に住んでおります。
よって、管轄がミュンヘンではないので、簡単に手続き等の予約が取れます!
住民登録、証明書発行、ビザ申請…
ありとあらゆる手続きが日常で起こります。
その時に、この簡単に手続きができる、簡単に担当者に繋がれることは結構大きなポイントです。
もちろん、車があれば最高ですが、
なくても、電車でもアクセス便利なところならば全く不満はないですよね。

ミュンヘンの管轄だと、ちょっと勝手が違うようです。
少なくともインターネットで簡単に予約が取れません。
うちの場合の役場や外国人局は、簡単にインターネットですぐに予約が取れて、サクッと行っても人がほとんど居ませんので、すぐに手続きできます。

いろいろなビザ申請の経験

私は、日本国内でビザを申請したことはないんです。
なぜなら、日本のパスポートが3ヶ月の観光ビザになるので、その間に申請すればいいや〜って思っているからです。そして、それで普通になんとかなります。

<ベルリンでのビザ申請>


ちなみに、ベルリンでも何度かビザを取りましたが、その時には、スタッフに対して親切なイメージはなかったのものの、サッサと手続きが済んで、私自身は全く嫌な思いをしたことはありません。

一度、外国人局側のミスで、大学滞在終了日までの日数を入れてもらえなくて、もう一度再申請したことがありますが、その時も少し日数をおまけしてもらってビザが出てきました。

その時には20代で若かったので、表記の日数が短くて狼狽えた覚えがありますが、今思えば全く狼狽える必要はないですよね。笑

<コロナ罹患でビザが切れるハプニング>

コロナに罹患して、飛行機に乗れず、ビザが切れてしまうことが確定したことがありました。
さすがにちょっとうろたえて、航空会社に連絡した後、
ドイツの領事館に電話しました。
しかし驚くべきことに、
答えは「何もできないので、外国人局になんとかしてもらってください」とのことでした。


ちょっと、その時には私も疑問を感じました。
私の場合は、流暢なドイツ語とドイツ人の恋人(現夫)がいるのでなんとかなりましたが、これで言語が不味かったらどうするのでしょうか…
謎は深まるばかりです。

ただ、日本人のスタッフさんは親切だったので、批判はしたくはないです。でも、色々と思うことはあります!

いずれにせよ、経験上こんな場合でも大丈夫!安心してください!

外国人局は普通、対面だと予約を取らないといけませんが
電話とメールで問題ないです。

電話とメールで手続きを済ました後、外国人局に差し出した情報をもとに、「Grenzübertrittsbescheinigung」という書類が送られてきます。

送られてきた書類の複数枚のうち、一枚は、空港で書類に書き込みをしてもらい、外国人局に提出する必要があります。いずれにしても、この書類を出してもらうことで、「不法滞在」と見なされることはないようです。

詳しくはこちら👉

結論

ドイツでいろいろな経験をしてきたJunです。20代はまあまあ、ドイツで失敗ばかりしてきました。私のドイツ語に対して電話口で相手に笑われたことも忘れませんw

しかし!

経験を重ねると、心に余裕ができます。
過去の経験が、ちっとも焦ることがなかったことだと今になってわかります。
だから、今焦ってる人は、まずは落ち着いてください。

また言語力はこの経験と失敗と共に上がっていきます。逆に、もうこれしかないと思っています。

なぜ、あんなにうろたえていたのか?
なぜ、ドイツ人(欧米人)を怖いと感じていたのか?

今では不思議でなりません。
むしろ、本当にほとんどの人が親切で、
長いドイツ滞在で、ほぼほぼ差別なんてうけてません。
(ゼロというわけではないですが。
中には差別的な人はいます。
それは日本にいる外国人も同じように言うので、
割合としてどの国も一緒だと思います。)

また、「交渉すべきところ」と「飲み込むべき義務」「怒られて仕方のないこと」「こっちも強く主張すること」を
体幹としてわかってきたことが大きな財産です。

日本にいたら日本文化に迎合すべきだと思っているし、ドイツにいたらやっぱりドイツ式のやり方に迎合していく必要があります。

ただ、住む場所とかは確かに影響をすると思います。
それは日本でも一緒ですよね!!
だからできるだけ高級住宅街に行くのがいいと思います。


私はドイツやヨーロッパが好きです。

だからといって、みんなも好きになれとも思いません。

慣れた言語、慣れた文化、味覚はその個人にものすごい影響を及ぼしています。
そこを覆してまで海外移住しようと思う人はやっぱり多くないと思うので、
それはそれでいいと思っています。
でも、もし海外で挑戦したいと思う人は、ぜひ経験を沢山してくださいね!

私もまだまだたくさん経験したいです。

2023年7月11日 ドイツ

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