3月の #今日のソーシャル
パブリックマインドが発信する #今日のソーシャル
パブリックマインドは、様々な社会課題(Social)、環境に関する課題(Sustainable)、伝統技術に関する課題(Traditional/IP)を中心に、その解決の支援をできないか模索を続けています。
(これは私たちの名刺の裏面のデザインでもあります。名刺交換した時に確かめてみてください!)
新聞やネットを見ていると、様々なやり方で社会課題の解決に取り組まれている方々の情報が流れてきます。こうした情報を日々キャッチアップすべく、Twitterで #今日のソーシャル と題して発進を続けています。
3月(一部2月後半も)にキャッチアップした情報をテーマごとに振り返ってみます。まずは社会課題の #今日のソーシャル について記します。
障害者就労
一般企業も人数に応じて障害者を雇用する法定義務があります。これまで障害者雇用をしたことが無かった企業にとっては不慣れな分野であり、企業向けの支援サービスをしている会社が多くあります。
例えば農園作業でそのニーズに応えるJSH
例えばITに特化して利用者の得意領域を延ばす就労移行支援事業所ルーツ
他にもアートや伝統技術を組み合わせて取り組んでいるところもありました。
Polimillさんの政策SNS Surfvoteでは障害者就労をテーマとした政策イシューについて有識者が論点整理をしています。
障害者就労の動き、引き続きキャッチアップしていきます。昨年末に行ったつくば市の障害者就労施設ごきげんファームの取材記事も近く公開する予定です。
困窮家庭の支援
コロナ禍は続いており、困窮家庭を取り巻く環境は必ずしも好転していませんが、多様な支援の動きがあります。特にフローレンスさんの情報発信力と実行力は強く感じました。
また組織の得意分野を組み合わせた「組織間連携」の事例が多くありました。例えば障害者が高単価のガチャ向けカプセルトイの中身になるお土産を開発・製作し、地銀の京葉銀行がガチャ設置場所を開拓し、訪日外国人観光客が帰国前の小銭を使いきりたい京成成田駅・京成上野駅構内に設置できたという事例。
例えば神戸のベーカリーケルンが、売上の一部をエシカルコインにして、児童養護施設に提供する取り組みを進め、さらに地域に展開する事例
例えば、困窮家庭支援のキッズドアに、有隣堂が本を選んで提供し、損保ジャパンが資金提供するサンタプロジェクト
企業や団体が「社会課題解決」や「社会貢献」を意識したアクションをし始めていますが、自分たちだけでは実現が難しいケースも。そんな時には枠を少し広げて、組織を超えた連携をするのは解決策のひとつかもしれません。
企業も知りたいであろう、こうした情報を引き続き追いかけます。
難民支援
ロシアによるウクライナ侵攻でウクライナ難民の動向を気にされている方も多いと思います。ウクライナからの難民も実際に来日し、対岸の火事ではなくなってきました。赤十字をはじめとした寄付も大事ですが、様々なかかわり方を模索してもよいかもしれません。
例えばICUは学生の受け入れを開始しました。
また企業も「難民の採用」という関わり方があるかもしれません。例えばNPO法人welgeeは難民の採用・育成支援をしています。
今日のソーシャルの3月分を振り返ると、改めて社会課題に対して多様な動きがあることに気づかされます。
次回は引き続き、環境やサステナブル、伝統技術に関する3月分の #今日のソーシャル の振り返りをお伝えします。