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7月の今日のソーシャル
社会課題の解決、持続可能な社会の実現、伝統文化の承継・発展に向けた日々のソーシャルなの動きを追いかける今日のソーシャル。7月も様々な動きがありました。
■障害者雇用の実際と支援サービス市場
障害者雇用について追いかけていますが、宮城県内の企業と市町村の障害者雇用率を分析する記事もありました。
#今日のソーシャル #障害者雇用https://t.co/6cHwvj95yI
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 19, 2022
宮城県内の企業と市町村の障害者雇用率を分析する記事。特に規模が小さい中小企業ほど「どう雇用すればいいかわからず」雇用率達成は約半分にとどまるとの指摘
中小企業や小規模自治体では、障害者雇用の比率は低くなっているという記事です。一方で、障害者雇用支援サービスがありますが、どんなサービスがあるのか市場全体に関して矢野経済研究所の調査結果がでています。
#今日のソーシャル #障害者雇用https://t.co/Mj7H0plbLy
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 15, 2022
矢野経済研究所は国内の障害者雇用支援サービス市場の調査結果を発表。
障害者雇用支援サービス市場規模は6931億円、その大半は就労継続支援A型・B型が占め、就労移行支援・定着、農園・サテライトオフィス雇用支援、人材紹介・採用代行が続く
■特徴的な障害者就労
障害者就労も最近は特徴的な事業でニュースになる事例が増えています。CWらぼ宇都宮では、地元名物ギョーザづくりを進めています。
#今日のソーシャル #障害者就労https://t.co/MBXUExOMBr
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 12, 2022
宇都宮市の障害者の就労支援施設「CWらぼ宇都宮」で、普段は伝統的な刺繍技術のこぎん刺しをする利用者が、手先の器用さを活かして地元名物のギョーザづくりを始めた。
障害者就労ゆーハウス前橋は、これまで進めてきたうどんの製造だけでなくイートインを始めています。
#今日のソーシャル #障害者就労https://t.co/UVTaT7HmI9
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 26, 2022
群馬県前橋市の就労継続支援B型事業所「ゆーハウス前橋」のサテライト「極めつきうどん」が渋川市有馬にオープン。通所者に支払う工賃を引き上げ、自立や働き場づくりにつなげることが開店の目標
岐阜の障害者就労アンドワークスはコーヒーの焙煎に加えて販売スペースを設けて接客を始めています。
#今日のソーシャル #障害者就労https://t.co/X5GbOUBrnP
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 26, 2022
岐阜市の障害者就労支援施設「アンドワークス」ではコーヒー豆のばい煎といった軽作業に加え、接客を行える販売コーナーを備えた新建物が完成した。
このように製造だけでなく、購入する方々と直接対面する接客へ範囲を広げるケースは多いようです。
また、コープこうべでは宅配商品の仕分けや受け渡しを福祉事業所の利用者に担ってもらう取組みを始めました。
#今日のソーシャル #障害者雇用https://t.co/kSZ9nqf1Kz
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 21, 2022
コープこうべは宅配商品の仕分けや受け渡しを福祉事業所の利用者に担ってもらう取り組みを始めた。
障害者就労施設だけでなく、近隣の多様な組織との連携が、新たな活躍の場づくりにおいて重要なことを改めて感じます。
7月にとても素晴らしいと思ったのが、静岡の小学校で障害者就労利用者が教職員に就職・進路について説明したという記事です。
#今日のソーシャル #障害者就労https://t.co/17rYmlpicf
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 29, 2022
静岡県の小学校に障害者就労施設の利用者を招き、教職員向けに障害者就労や卒業後の進路についての理解を深めてもらう研修を行った。
障害を持つ人の卒業後の進路や就労の実際について、進路指導なども担う教育関係者が「当事者の生の声を聴く」機会はもっともっと増えてよいように思います。
■伝統工芸を学ぶ環境に関する様々な事例
伝統技術の課題の一つ「後継者育成」について、各地で教育施設を設けていますが、休校する事例もあります。例えば南砺市にある井波彫刻師職業訓練校が休校するというニュース。
#今日のソーシャル #伝統技術https://t.co/5eATgzsHEW
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 4, 2022
富山県南砺市の井波彫刻師を育てる工芸高等職業訓練校が2023年度から休校する。生とは5年間親方に弟子入りしたうえで、写生や彫塑等実技を学ぶが、なり手不足、親方職人の収入減が影響している。
一方で、入学希望者を増やそうと様々な工夫をするところもあります。名古屋黒紋付染、尾張仏具では、移住相談も合わせた後継者育成インターンシップを行い、入学希望者を募っています。
#今日のソーシャル #伝統技術https://t.co/SKnpux0y4F
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 21, 2022
名古屋の伝統工芸品「名古屋黒紋付染」と「尾張仏具」の後継者育成インターンシップ参加者を募集している。インターンは職人との座談会、受入事業者との個別面談と移住相談などの2日間。
香川県漆芸研究所では、漆制作を実際に体験できるオープンキャンパスを行っています。
#今日のソーシャル #伝統技術https://t.co/GdvoiGZt34
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 26, 2022
香川県漆芸研究所がオープンキャンパスを開催。特徴や制作工程について説明を受けた後、伝統的な技法「彫漆(ちょうしつ)」の彫りを体験した。
ただ待つだけではなく、入学希望者・将来の後継者に寄り添った対応、工夫が求められているのかもしれません。
広く一般に向けた体験の機会は7月もたくさん行われています。栃木県小山市の本場結城紬では、蚕の繭から真綿をつくる体験会が行われました。
#今日のソーシャル #伝統技術https://t.co/qRz3t6jF2T
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 28, 2022
栃木県小山市で伝統の高級絹織物「本場結城紬」の糸の原料カイコの繭から真綿を作る体験会が開かれた。
高知では地元中学生が土佐伝統工芸尾戸焼を体験しています。
#今日のソーシャル #伝統技術https://t.co/BffRpZ0bgU
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 15, 2022
高知市の中学生が、江戸時代から続く土佐の伝統工芸品「尾戸焼」づくりに挑戦した。
藍の生産地、北海道伊達市では藍染の体験会が行われています。
#今日のソーシャル #伝統技術https://t.co/4BQdvEPjeB
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北海道伊達市で生産されている伝統工芸の藍染めの体験会が開かれた。伊達市では明治時代から藍の生産が始まり、いまでは年間およそ13トンが収穫されている
金沢市県立伝統産業工芸館では日替わりで様々な伝統工芸の体験会が行われています。
#今日のソーシャル #伝統技術https://t.co/twaWELSXYk
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 26, 2022
金沢市の県立伝統産業工芸館で子どもたちが伝統工芸を体験する催しを開催。
県内の伝統工芸士や作家が講師を務め、日替わりで25種類の伝統工芸を体験できる。
夏休み、少し探せば子どもたちが伝統技術に触れる機会はたくさんあるように思います。
■少額でも無理のない寄付 / 皆で集まることで大きな力になる寄付
様々な社会課題解決を進めるにあたり、寄付を募ることがありますが、できれば無理のない・負担の少ないカタチで応援したいところ。例えば、盲導犬協会などで「サブスク型寄付」が行われているという記事がありました。
#今日のソーシャル #NPOhttps://t.co/LN1ZyX7hUB
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 5, 2022
運営費の多くを寄付に頼るNPOや一般社団法人へのサブスク型の継続寄付に関する記事です。
実はNPO団体などでも定期的な寄付を募っているところは数多くありますのでウェブサイトを一度見てみるとよいかもしれません。
また、社会貢献をしたい中小企業が少額でも多数集まることで大きな力にできる事例として、日本財団の社会貢献企業基金があります。
#今日のソーシャル #企業の社会貢献https://t.co/0s50ROc6HW
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 21, 2022
日本財団が提供する、中小企業による社会貢献企業基金を紹介する記事です。
実際に寄付・支援を進める企業経営者の声も書かれています。
応援したい気持ち・善意は一つ一つが小さくても、積み重ねることで大きなチカラを生み出すことを感じます。
■インパクト
財務的なリターンだけでなく社会や環境へのインパクトを同時に生み出す「インパクト投資」などに関する情報も増えています。フォーブス8月号にはインパクト事業のスタートアップ経営者に焦点を当てた特集記事が載っています。
#今日のソーシャル #インパクトスタートアップhttps://t.co/UzWxEJuodi
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Forbes JAPANの2022年9月号は、社会課題の解決と事業成長や財務リターンを両立し、社会にポジティブな影響を与えるインパクト事業のスタートアップ経営者に焦点を当てた特集です。
ゼブラアンドカンパニーが、長野県塩尻市で社会的インパクト投資の実証実験を開始するというニュース
#今日のソーシャル #インパクト投資https://t.co/yJW3Rz0RLd
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 22, 2022
ゼブラアンドカンパニーと長野県塩尻市が「社会的インパクト投資の地域実装の共同実証」を開始
する。
松江市と政策投資銀行、ドリームインキュベータなどはソーシャルインパクトボンドを開始します。
#今日のソーシャル #ソーシャルインパクトボンドhttps://t.co/p6hBgMTp7K
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 28, 2022
松江市は社会課題を民間の力で解決し、成果に応じて報酬を支払う連携事業「ソーシャルインパクトボンド」に関する覚書を山陰合同銀行、日本政策投資銀行、ドリームインキュベータと締結した。
個人投資家がインパクト投資を進めるにあたって、大和証券などは銘柄推薦システムの開発を進めるというニュースもありました。
#今日のソーシャル #インパクトhttps://t.co/ba7w4twOcV
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 29, 2022
大和証券は個人の特性やインパクト投資への関心を考慮したAIを活用した「銘柄推薦システム」の開発に向けた共同研究を始める
社会や環境への「インパクト」を目指したおカネの流れが確実に増え、また関心も幅広く集めていると感じます。
■ギフテッドに関する動き
特異な才能を持っているが、日本型の一斉教育にはなじまないギフテッドな子どもたちに向けた様々な取り組みについて、PublicMindとして追いかけています。
ロートこども財団などは東京大学ギフテッド創成寄付講座らと連携協定を締結するなど、官民で様々な動きが出ています。
#今日のソーシャル #ギフテッドhttps://t.co/VDeA1KMhpU
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 22, 2022
ロートこども未来財団、SPACE、東京大学ギフテッド創成寄付講座は、連携協定を締結した。
ギフテッドの学校周りでの対応に関して文部科学省の有識者会議が開かれており、素案が提示されています。
#今日のソーシャル #ギフテッドhttps://t.co/RjC87MRfTn
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 27, 2022
文部科学省が特異な才能を持ちギフテッドと呼ばれる児童生徒の支援に着手。2023年にも特性に応じた高度なプログラム提供の実証研究を開始する。文科省の有識者会議で素案を提示した。
ギフテッドに関する社会的な認知・様々なアクションが増えています。
■7月の最も読まれた今日のソーシャルは
様々なジャンルのソーシャルテーマを追いかけている今日のソーシャルですが、最後に7月もっとも読まれたのは英国Big Society Capitalのインパクト投資に関するインタビューでした。
#今日のソーシャル #インパクト投資https://t.co/VNUMJGSh5I
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) July 12, 2022
インパクト投資について、英国ビッグ・ソサエティ・キャピタルのCEOへのインタビュー記事です。
インパクト投資、金融関係テーマはTwitterのユーザーを中心に幅広い方々が関心を持っているのかもしれません。
引き続き、今日のソーシャルを追いかけていきますね。