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#今日のソーシャル 6月のまとめ
PublicMindが日々収集しているソーシャルグッド情報をTwitterで公開している #今日のソーシャル
6月のまとめをお送りします。
■障害者雇用に関する国の動き
6月は障害者雇用に関する厚労省の動きが相次いで報道されました。
障害者が希望する仕事に就けるようにする「就労選択支援の導入」
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 16, 2022
厚生労働相の諮問機関、社会保障審議会障害者部会は、障害者が希望する仕事に就けるよう、適性評価などを行う「就労選択支援」の導入など障害者支援制度の見直しに関する報告書をまとめた。
障害者のグループホームを「日常生活の支援」に加え、自立に向けた「一人暮らしへの支援」も定義に加える動きがあります。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 21, 2022
厚労省の社会保障審議会障害者部会では、障害者総合支援法見直しに関連してグループホームの定義を「住居において日常生活上の援助を行う」に加え「1人暮らしへの支援」も含むことを明確化する。
一定規模以上の企業に求められる障害者雇用の法定雇用率について「短時間勤務の人も0.5人として算定する方針」がでています。多様な働き方の波は障害者雇用にも来ています。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 29, 2022
厚労省は障害者雇用促進法に基づき企業などに義務付けている法定雇用率に関連し、週の労働時間が10~20時間未満の障害者を1人雇用した場合の実績を0.5人として算定する方針を固めた。
障害者を雇用しようとしても、経験がない企業にとってはハードルが高い状況を受け、橋渡し役となる人材養成も検討されています。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 30, 2022
厚生労働省は、福祉サービスを利用する障害者が企業就労に移行する際の橋渡し役となる人材の養成を始める。
障害者就労の環境をよくする工夫
例えば埼玉県庁内にある障害者が運営する店舗は、売上減少で閉店の危機に。しかし、食品小売に頼らない新たな事業に取り組むといった工夫を進めています。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 28, 2022
障害のある人とない人が共に働く埼玉県庁内の売店「かっぽ」は障害者が施設外の人と接して賃金を得る貴重な場として活用されてきた。しかし庁内にできたコンビニの影響で売上減少、コロナ禍で財政悪化、閉店の危機に。
長崎県大村市の障害者就労施設がつくるスイーツについて、産業支援センターの担当者が美味しさに惚れ込んで営業活動を展開し、大手百貨店での販売に辿り着いたという事例もありました。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 10, 2022
長崎県の大村市産業支援センターによる、障害者就労支援施設「SAKURAプラス」の開発したスイーツが大手百貨店に採用された支援事例を紹介する記事です。
各施設の工夫、支援担当者個々の努力の一方で、例えば静岡県は障害者就労施設からの物品・役務の調達について数値目標を掲げる取組をしています。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 7, 2022
静岡県が2021年度に障害者就労施設から調達した物品や業務の総額が前年度比17・4%増の6395万円となり、過去最高を更新。
また、宮城県では自治体のみならず企業も一緒に「障害者の工賃アップを目指した官民応援団」が立ち上がっています。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 10, 2022
障害者の経済的自立に向け「工賃」と呼ばれる収入の向上を図ろうと、宮城県と仙台市、県内企業など21の団体と企業による「障害者官民応援団」が発足。平均1.7万円の月額工賃を4万円に引き上げることを目標に掲げる。
障害者雇用・就労を応援する気持ちを持つ方は多いです。障害者就労の各施設や個々人による「点」の支援だけでなく、自治体や企業連合など「面」での支援も合わせることでチカラは大きくなるのではないかと感じています。
伝統技術を守る工夫
地域の伝統技術を守り、さらなる発展を目指す活動が全国で行われていますが、身近にいる地元の子ども達への教育や伝承も一つです。
岡山県真庭市では地域に伝わる漆器を実際に作ってもらう体験授業が行われています。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 3, 2022
真庭市蒜山地域の伝統工芸品「郷原漆器」の魅力を地元の子どもたちに知ってもらう体験授業が行われた。木製のはしとスプーンに顔料を混ぜたうるしで色を付け、水玉などの細かい模様を描いた。1か月ほど乾燥させ、家庭科の調理実習などで使う。
石川県輪島市では、100年以上使える輪島塗食器の補修作業を中学生に体験してもらっています。
#今日のソーシャル #伝統技術https://t.co/aXTTTd0VBQ
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 16, 2022
補修することで100年以上も使える輪島塗の魅力を伝えるために、輪島塗の技術を使って器を修復する様子を地元中学生が見学・体験した。
愛知県豊川市では、特別支援学校で地域に伝わる石見神楽に使われる衣装の作り方を教えています。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 16, 2022
後継者不足で担い手がいない職人たちが、障がいのある人たちに作り方などを指導し、伝統文化の担い手になってもらう愛知県豊川市の特別支援学校での取り組みのニュースです。
伝統技術を取り巻く環境
こうした伝統技術を持った工芸品について、CCCマーケティングの調査結果が興味深いです。経済産業省が指定する伝統工芸品は現在237品目ありますが、その多くの認知度は約20~30%。最も購入されていたのは伊万里焼・有田焼ですが約15%にとどまります。
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— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 28, 2022
CCCマーケティングによる経産省指定伝統工芸品に関する8,000人超へのアンケート調査結果。伝統工芸品の認知で。2~3割の認知に留まるモノが多い中、南部鉄器、江戸切子、輪島塗、信楽焼、西陣織、伊万里・有田焼の6品目。
全国規模のアンケートではありますが、やはり「知ってもらうこと」から始める必要性を改めて感じます。
その点で言うと、群馬県桐生市に作られた伝統工芸の体験施設はBS日テレの番組「ニッポンの神業ミュージアム」と連動することで「知ってもらう」というハードルを下げることに成功しているように思います。
#今日のソーシャル #伝統技術https://t.co/tj0LSvoPrZ
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 28, 2022
群馬県桐生市に、BS日テレの番組と連動した体験型施設「ニッポンの神業ミュージアム」がオープンした。
また、地域で活躍するスポーツクラブとの連携も知ってもらう大きなきっかけになります。Jリーグのアビスパ福岡では選手が絵付けした伝統工芸品をオリジナルグッズとして展示・抽選販売を行っています。さらにその売り上げは子どもたちへの試合招待などにつかっており、素敵な取組だと思います。
#今日のソーシャル #スポーツクラブと社会貢献https://t.co/osfplmUX0h
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 8, 2022
アビスパ福岡の選手たちが東峰村工芸品「高取焼」マグカップに絵付けしたオリジナルグッズを製作し、展示・抽選販売を行う。収益は東峰村、朝倉の子供たちの試合招待など子どもたちのプロジェクト活動費に充てる。
ギフテッド(アドバンスト・ラーナ―)向けメディア
突出した才能がある一方で、バランスが取れずに苦手を抱える子供たち、ギフテッド(アドバンスト・ラーナ―)に対する情報も増えてきました。
元テレビ東京アナウンサーの赤平大さんは、ギフテッドや発達障害支援をする方々向けの動画メディアincluvox〜インクルボックス〜を立ち上げられています。
#今日のソーシャル #アドバンストラーナ―https://t.co/zn1zNj0jRM
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 16, 2022
ギフテッドや発達障害の基本から個別最適な支援法までワンストップですぐ分かるgifted・発達障害 動画メディア《incluvox》が法人限定だけでなく個人利用も可能に。
ソーシャルグッドの応援の仕方
今月も様々なソーシャルグッドな取り組みを紹介してきましたが、関心のある分野については「応援したい」という方も多いかもしれません。
一時的ではない継続的な寄付や支援、無理なく継続できる支援の仕方は参考になると思って常に注目しています。
例えば、国際協力のNGO法人シャプラニール 市民による海外協力の会は、6月12日の児童労働反対世界デーに合わせたキャンペーンを「ブックオフ」と共に取り組んでいます。
応援したい人は、「不要になったおもちゃをブックオフに届けることで支援につなげられる」という無理のないやり方がとても良いと思いました。
#今日のソーシャル #児童労働の防止https://t.co/ANKPPXKz8L
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 16, 2022
国際協力NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」はブックオフコーポレーションと共同で、「児童労働反対世界デー」にあわせ「おもちゃで児童労働をなくそう!キャンペーン」を実施する。
また昨今よく耳にするフードロス削減のために、賞味期限が近いなど破棄せざるを得ない食品が「不定期に届く」というサブスクサービスです。
フードロス削減が目的なので、必ずしも定期ではない「不定期」便にしてしまうという割り切り方が面白いです。
#今日のソーシャル #食品ロスhttps://t.co/JEZ7XgLZ0Y
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 21, 2022
賞味期限が近いなど破棄せざるを得ない食品が不定期に届く食品ロスのサブスクサービスがスタートする。https://t.co/emyN9zNcr5
社会課題解決に取り組む団体へのサブスク型の支援アプリもリリースされています。
#今日のソーシャル #継続的な支援https://t.co/pwtM1TthFM
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 8, 2022
株式会社エイドルは50円から社会課題解決に取組団体にサブスク支援を行うことができるアプリ「エイブル」をリリースする。
6月の最も見ていただいたtweet
最後に、6月に最もインプレッション・エンゲージメントが多かったTweetをご紹介します。
#今日のソーシャル #スポーツクラブと社会貢献https://t.co/osfplmUX0h
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) June 8, 2022
アビスパ福岡の選手たちが東峰村工芸品「高取焼」マグカップに絵付けしたオリジナルグッズを製作し、展示・抽選販売を行う。収益は東峰村、朝倉の子供たちの試合招待など子どもたちのプロジェクト活動費に充てる。
スポーツクラブはチームや選手を応援するファンも多く、ソーシャルグッドに取り組むときにスポーツクラブとの連携は認知度拡大につながるよいチャンスかもしれませんね。
来月も引き続き #今日のソーシャル で発信を続けていきます。