コロナ危機で困っているシングルマザーと子どもを支えよう
コロナの影響を受ける人たちはたくさんいます。中でも、コロナ以前から困っていたシングルマザーは非常に強い影響を受けています。そんなシングルマザーと子供たちを支えるプロジェクトをご紹介します。
ひとりじゃないよPJ
コロナ危機は、不安定な雇用で働く人々を直撃しています。中でも打撃を受けているのは、120万世帯を超える母子世帯です。
という認識に立ち、
今すぐに必要な生活支援、学習支援、安全な居場所の確保などの活動を行なっている団体を集め、掲載しています。
とのこと。シングルマザー支援で1団体、居場所・拠り所支援で5団体、子ども支援で14団体を紹介しており、こちらのページで団体を見ながら寄付などの支援ができます。
私たちも、対象としている20団体について紹介しますね。
シングルマザー支援の1団体
東京都 認定NPO法人しんぐるまざーずふぉーらむ
シングルマザーが子どもといっしょに生き生き楽しく生きられるように、就業支援、子どもの新入学お祝い金やランドセルの提供など、ママを勇気づけ、社会で活躍できるための支援を行っています。
居場所・拠り所支援の5団体
東京都 一般社団法人Colabo
夜の街でのアウトリーチ、シェルターでの宿泊支援、住まいの提供などを通して、虐待や性暴力被害に遭うなどした10代女性を支える活動を行っている。
東京都 認定NPO法人3keys
児童養護施設や母子生活支援施設などで暮らす子どもたちに、学習ボランティアの派遣や放課後教室などの学習支援事業、子どもたちが安心して相談できるオンライン相談窓口など子供の権利保障推進事業、子どもたちの格差・貧困・社会保障の現状を伝える啓発活動事業を行っている。
東京都 NPO法人ピッコラーレ
「妊娠」をきっかけに、誰もが孤立することなく、自由に幸せに生きることができる社会の実現を目指すべく、妊娠の困ったに寄り添う妊娠葛藤相談や居場所提供、研修・啓発や調査提言なども行っている。
東京都 認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい
貧困を「経済的な貧困」と「つながり(人間関係)の貧困」という二つの視点でとらえ、生活基盤の回復につながる生活相談・支援事業と入居支援事業、居場所つくりの事業を展開している。
東京都 NPO法人ライトハウス
わたしたちの隣にいるかもしれない「人身取引の被害にあう人たち」がなくなるよう、被害者と接するかもしれない支援者、入国管理局、警察や議員のみなさんに人身取引対策の「研修事業」や「政策提言」などを行っている。
子ども支援の14団体
全国各地 NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
各地域のこども食堂ネットワーク(中間支援団体)がより活動しやすくなるための後押しを行い、こども食堂を応援してくれる企業・団体とこども食堂をつなぎ、こども食堂の意義や実態を伝え、理解を広げる調査・研究をおこなっているむすびえ。
こども食堂に通っていたけど、コロナで通えなくなった子どもたちに「フードパントリー(食材の受け渡し)」や「宅食(食材の配送)」などの形で、レトルト食品やお米、パンなどの食料を提供する支援をスタートしている。
宮城県 NPO法人アスイク
震災で浮き彫りになった子どもの貧困に取り組んでいる。宮城県にて、ひとり親家庭の子どもなどの学習支援、こども食堂、フリースクールなどを運営。コロナ禍では食料支援、訪問による見守りを行っている。
宮城県/東京都/兵庫県 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
教育格差解消を目的に、経済的困難を抱える子どもたちに対して学習塾や習い事などで利用できるスタディクーポンを提供。また、大学生ボランティアが子どもとの定期的な面談を通じて学習・進路・生活などの相談支援を行なっている。
宮城県 NPO法人STORIA
仙台で経済的困難を抱えた子どもたちをサポートしており、心の健康と生きる力を育てる食育、子どもの「やりたい」が出てくるまで待つ学習支援、起業体験や動画制作!非認知能力を伸ばす体験学習を行っている。
東京都/宮城県 NPO法人キッズドア
東京および東北にて、「お金がないから塾に行けない」「経済的な事情で進学できない」子どもたちに学習支援・居場所支援・キャリア/体験活動を実施している。
東京都/長崎県/宮崎県/佐賀県 こども宅食応援団
生活の厳しいご家庭に、定期的に食品を届ける取り組みです。食品のお届けをきっかけにつながりをつくり、見守りながら、食品以外の様々な支援につないでいきます。親子の“つらい”を見逃さず手を差し伸べるアウトリーチ活動に力を入れています。
東京都 NPO法人ChanceForAll
「生まれ育った家庭や環境で その後の人生が左右されない社会の実現」をめざして、足立区、墨田区を中心に学童保育を9校運営、困窮世帯が無料で通うことのできる 奨学制度も提供。
東京都 認定NPO法人フローレンス
病児や障害児保育、待機児問題やひとり親問題等、子育てを取り巻く社会問題に取り組み、広報活動などを通じて広く発信しており、
#すべての親子を置き去りにしない を合言葉に「医療的ケア児家庭」「経済困窮家庭」「ひとり親家庭」を中心に緊急支援プロジェクトを立ち上げている。
東京都 特定非営利活動法人 Learning for All
困難を抱える子どもたちと、ソーシャルワーカーや学校などの場で「つながり」、学びの環境を提供する「学習支援」、正しい生活習慣や遊び経験を得られる「居場所支援」を展開している。
大阪府/京都 認定NPO法人D×P(ディーピー)
生きづらさを抱えた10代が多く集まる通信制・定時制高校で「人とのつながり」をつくる居場所支援、卒業後も自分らしく生きていくことができるよう、進路や就職に関するサポートを行う事業を展開。全国で初めて、通信制高校・定時制高校で正規の授業(単位認定されるカリキュラム)を受け持つNPO。
大阪府 NPO法人トイボックス
大阪府内を中心に、不登校、ひきこもり、発達障がい、貧困などの課題とたたかう子どもを支えるフリースクールや居場所を運営している
兵庫県 NPO法人Collective for Children
経済的貧困、その他困難な状況の子どもたちが、成長に応じた必要な支援、 多様な学びや経験の機会を得られるよう、行政や民間団体、専門機関等と連携した相談支援と習い事などで使える「子ども・若者応援クーポン」を提供している。
福岡県 認定NPO法人エデュケーションエーキューブ
福岡県にて、見えない貧困の中で頑張っている子ども達を応援すべく、小学生~高校生までを対象としたアフタースクール・学習塾・フリースクール・通信制高校を兼ねる多機能型学習拠点「スタディプレイス」事業を展開
沖縄県 沖縄こども未来プロジェクト
沖縄県の「子どもの貧困問題」解消を目的に、企業や個人から寄付金を募り非課税世帯向け「入学応援給付金事業」、「団体支援金助成事業」を実施
社会課題を知るきっかけに
今回この記事の元となるひとりじゃないよPJを紹介するために、全20団体の概要を調べました。正直に言うと「いまの日本でこんなに困っている人たちがいるのか」と驚きました。
これらの団体は、コロナ以前から継続してシングルマザーや子どもたちを支える活動を続けている信頼のおける団体です。テーマが大きくて、どこから応援したらよいのか考えてしまいます。今回、「地域」や「テーマ」ごとに情報を整理しましたので、「私の身近な地域」とか「関係するテーマ」を中心に団体について知るところから初めてもよいかもしれません。
今回の記事は読者の方からの反響をもとに作成しました。「困っている団体がいるよ」といった情報があれば、コメントやSNSを通じて教えてください。合言葉は #未来への10万円 です。
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