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3月の #今日のソーシャル ②
パブリックマインドは、様々な社会課題(Social)、環境に関する課題(Sustainable)、伝統技術に関する課題(Traditional/IP)を中心に、その解決の支援をできないか模索を続けています。
様々なやり方で社会課題の解決に取り組まれている方々の情報を日々キャッチアップしてTwitterで発信する #今日のソーシャル
3月分の振り返りの後半です。環境・サステナブルや伝統工芸・技術、企業による社会貢献について振り返ります。
(3月分の振り返り前半、社会課題についてははコチラ↓をご覧ください)
環境・サステナブル
サステナブル消費という言葉が使われるようになってきて様々な企業などによる取り組みが見え始めています。しかし、「衣服の墓場」と題したNHKの取材記事はビジュアルとともに強い印象を与えます。
#今日のソーシャル #サステナブルファッションhttps://t.co/DHDeSevCm5
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) February 18, 2022
・着られなくなった衣服は古着屋に持ち込まれたり、寄付に出されたりするがその先は?
・南米チリのアタカマ砂漠には膨大な量の衣服が捨てられた巨大な「服の山」がある。
サステナブルについては、私たちパブリックマインドも3月2日にオンラインイベントを開催しました。こちらの記事も知る・学ぶきっかけになると思います。
伝統技術を取り巻く課題
伝統工芸や伝統技術を取り巻く環境についてもキャッチアップを続けています。
伝統工芸振興については国(経済産業省)や自治体が予算をつけて動いていることがわかります。例えば、岐阜和傘は経済産業省が237品目目の伝統工芸品として認定され、今後様々な振興策に対して助成が行われることになるはずです。
#今日のソーシャル #伝統工芸https://t.co/RvCypOu6xY
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) March 18, 2022
・経済産業省は伝統的工芸品産業の振興に関する法律に定める伝統的工芸品として、「岐阜和傘」を指定した。
一方で独自な動きも。例えば高岡伝統産業青年会の動きは特徴的です。
10年続けている工房見学ツアーにプロレスラーを招待して、場外乱闘用の「パイプ椅子」をつくったり、
#今日のソーシャル #伝統工芸https://t.co/RwtyNh12AP
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) April 5, 2022
・高岡伝統産業青年会(藤田和耕会長)の有志は、2・5次元ミュージカルの要素を加えたプロレス興行に、伝統工芸の技を施したパイプ椅子などを“凶器”として提供し、来場した延べ千人に仏具のまち高岡をPR
漆や鋳造の伝統技術の職人が県外のデザイナーとタッグを組んで新製品開発。
#今日のソーシャル #伝統技術と連携https://t.co/eKS0CPmTFL
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) February 28, 2022
・高岡伝統産業青年会は、高岡に息づく伝統技術の新たな可能性を見いだそうと、漆や金属加工の職人らが、県外のデザイナーとタッグを組んで新製品づくりに挑む。
京都のスタートアップ企業EIJは京友禅をインド伝統衣装を融合して京友禅サリーをつくっています。
#今日のソーシャル #伝統工芸https://t.co/cRTbcZ21wq
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) March 28, 2022
・「日本とインドの架け橋になる」をビジョンに掲げるEIJ株式会社は京友禅サリーをインドで販売開始。1枚の長方形の布を体に巻きつけて着用する民族衣装に豊かな色彩と曲線的で簡略化された動植物、器物、風景を表現する友禅模様を取り入れる。
高岡伝統産業青年会もEIJも、それまでの伝統工芸の枠にとらわれず、異分野・異業種など「異なる」世界と連携しているところが非常に興味深く、ニュースとしての発信力も高めていると思います。
引き続き、全国各地の伝統技術・工芸の方々の新たな動きをウォッチし続けたいです。
企業の社会貢献 スポーツクラブの活動
企業は提供する商品やサービスを通じて社会に貢献しますが、それ以外にも社会貢献をしようという動きがあります。メセナ(芸術文化支援)やCSR(企業の社会的責任)など時代とともに言葉を変えながら続いてきたことですが、令和の今の時代に沿った多様な取り組みがあります。
その一つが存在自体が地域や社会に貢献する公的な意味合いを持つスポーツクラブ。プロ野球(NPB)、Jリーグ、Bリーグ、ラグビーなど様々なスポーツクラブが積極的に社会貢献活動を行い、積極的にPRしています。
中でも、横浜Fマリノスは、知的障碍者サッカーチーム、横浜F・マリノスフトゥーロをいち早く設立し、今年からクラブ本体とは別に一般社団法人を起ち上げ、地域振興をはじめとした事業を始めています。
#今日のソーシャル #スポーツクラブと社会貢献https://t.co/XeFFp4fxZK
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) March 1, 2022
・サッカーJ1横浜F・マリノスは他のスポーツチームに先駆け、2004年に知的障がい者サッカーチーム横浜F・マリノスフトゥーロを設立。今年から一般社団法人F・マリノス スポーツクラブを設立し地域振興や地元選手育成事業を開始
引き続きスポーツクラブの動きは追いかけていきます。
企業の社会貢献 金融商品の活用
地域金融機関を中心に預金者や社員の寄付に上乗せして寄付をする「金融商品」を使った支援事例も多く見られます。例えばいわき信用組合の「いわしんSDGs応援定期預金」
#今日のソーシャル #地域金融機関による支援https://t.co/s70ZfyH4EH
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) March 7, 2022
・いわき信用組合は2年前に「いわしんSDGs行動宣言」を制定したが、その一環で「いわしんSDGs応援定期預金egao(えがお)」を販売している。
企業の社会貢献 前向きな障害者雇用
私たちが「社会課題」として注目する障害者就労は、一般的に「ハンデのある就労」と捉えられがちです。しかし「工夫次第で実は事業に貢献する」ことに気づき始めた企業もでています。徳島の日産系ディーラーが人手が不足しがちな中古車の商品化作業を通じて障害者の潜在力に気づき、自ら就労継続支援事業所を開所したという事例。
#今日のソーシャル #障害者就労https://t.co/2QD6w9piZy
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) March 29, 2022
・日産サティオ徳島が障がい福祉事業に参入し、就労継続支援A型事業所「Ponte(ポンテ)」を開所する。
・中古車販売時の車両の清掃作業の人員不足を、外部の就労支援事業者アクティブに業務委託することで作業効率化と事業拡大に成功。
大東建託の関連会社は興味のあることへの集中力が高いという特性を生かして、RPAプログラマーとして就労機会の拡大を進めています。
#今日のソーシャル #障害者雇用https://t.co/s9rbFfltd6
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) March 23, 2022
・大東コーポレートサービスはRPAプログラマーの障がい者の雇用及び教育を行う。大東建託グループ内でRPAを本格導入するにあたり、プログラムを修了した障がい者をRPAプログラマーとして雇用、障がい者の就労機会拡大を目指してきた
こうした前向きな障碍者雇用の事例は、もっと真似されてもよいと思います。引き続き情報を集めています。
■企業と社会貢献 何気なく寄付につながる仕掛け
日本ではどうしても「寄付」という習慣がなかなか根づいていない状況ですが、様々な工夫が行われています。
たとえばサイト内の記事を読むことで、その記事に書かれている社会貢献団体を支援できるジョンソンエンドジョンソンによるJ&Jクリック募金
#今日のソーシャル #企業と社会貢献https://t.co/rthsDrZVWM
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) March 25, 2022
・ジョンソン・エンド・ジョンソンがサイト内の記事を読むだけで社会貢献団体を支援できるという「J&Jクリック募金」を展開。
非接触タイプのクレジットカードのタッチ決済数に応じて、社会課題解決に取り組む団体に寄付を行う、三井住友カードによるVisaタッチのタッチハッピー
#今日のソーシャル #企業と社会貢献https://t.co/qRcDdfxscl
— NPO法人パブリックマインド (@publicmind_jp) March 23, 2022
・三井住友カードでは、Visaのタッチ決済数に応じて、社会課題の解決に取り組む団体に寄付を行う「タッチハッピー」を2020年2月から展開する。
何気ない日常が、寄付につながる、このような取り組みは素晴らしいと思います。
以上、3月の #今日のソーシャル の振り返りでした。これからも日々キャッチアップしていきますね。