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KURE 5-56大好き

ものづくり新聞は製造業の方々向けにインタビュー記事を掲載しているWebメディアです。ソリューションやサービスの提供元へのインタビューはもちろん、実際に製品やサービスを導入した側へもインタビューしています。

 呉工業さんのKURE 5-56ご存知ですよね?製造業の現場だけではなく家庭でも使われる防錆・潤滑剤です。

先日、自宅の網戸がギシギシ言っておりまして、開け閉めがしにくくなっていたのです。いろいろ調整してみたのですがなかなか直りません。毎日網戸を開け閉めするのが苦痛です。ちょっとしたストレスがずっとつづいておりました。なんとかならないかなあと、そこで思い出したのがこの5-56です。早速ホームセンターで買ってきました。

そうして網戸の上下に噴射しましたところ、素晴らしい!ギシギシ言わなくなりました!嘘のようにスムーズに網戸が開け閉めできます!なんだ、早く買ってくればよかった、とそれ以来毎日網戸の開け閉めがご満悦です。

しかし考えてみるとこれまでは仕事や機械のためにしか使っていませんでした。一般に市販されていますので誰でも手に入るのですが業務用みたいに思っていました。自宅で使うという発想がありませんでした。

大学時代に金属片をアムスラー式圧縮試験機で潰すという実験を1年間続けていたことがありまして、そのときにはさまざまな潤滑剤(KURE 5-56も含む)を使ったときと使わないときの変形傾向の違いを調べておりました。安価で(といっても業務用という観点では、ですが)どこでも手に入る5-56でも十分な潤滑性能が出ていたことを覚えています。

その後、ロボットの研究をしているときにもギアボックスや駆動部に5-56は重宝していました。いやあ、5-56素晴らしい。

そういえば、なぜ5-56なんでしょうね。開発の番号?何か意味があるのでしょうか?ネットで検索すると以下のような記事がありました。真偽のほどは定かではありませんが、開発元CRCの「住所の番地」からとっているのだそうです。

CRCというのは、米国のCRCインダストリーさんのことです。米国ではCRCが同類の製品を製造販売されています。しかし、5-56という商品はみつからず、代わりに 6-56という商品がみつかります。あれ、番号が一つ上がってる 笑

米国ではCRCよりもWD-40のほうが有名なのかもしれません。WD-40というのは5-56の競合となる製品です。日本ではエステーさんが販売しておられます。

なんと驚くべきことに、WD-40は企業名でもあります。そんな企業名ありなんですね。WD-40はその製法を特許化せず、社内の極秘レシピとして守り続けているという面白い企業でもあります。コカコーラと同じ考え方ですね。

米国ではWD-40のほうが有名でも、日本では5-56の方が有名でしょう。それはやはり、昔からよくテレビコマーシャルで宣伝しているという理由もあるのかもしれません。こんなCM動画がYoutubeにありましたが、レトロ感満載のこの映像がたまりません。

呉工業さんはいろんな方々とコラボCMを制作しておられまして、最近ではなんとMISIAさんとのコラボもしておられます。

しかし、この5-56、困ったことに数回のプッシュで効果を発揮してしまうので、残りがたくさん余ってしまうんです。そうして工具箱に眠ることになります。みなさんのご自宅で5-56使いたいときには編集長までお声おかけください。

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