そうだ~変えられるんだ~頑張ろう!
今日は、千葉の佐倉の歴博で今年の10月らへんに開催していた「性差(ジェンダー)の日本史」の主催者の横山百合子先生のワークショップに参加した。
最初にその展示の概要を説明していただいて、その後参加者間の意見交換を行い、質問タイムという流れだった。
横山先生の言葉で印象に残ったものの一つは、「いろんな資料を”ジェンダー”という観点で見たとき、改めて発見することが多い」というものだ。先生は歴史学の人なので、たとえば埴輪を見たり、源義経が北条院に送る手紙を見るわけだが、それらは発見されてから今までもたくさんの研究者が見てきた。しかし、それはだいたい男性の研究者だったし、「ジェンダー」という観念が存在しない時代の研究者だった。だから、なんども見られた資料でも「ジェンダー」という観点を通してみることで新しい発見があるのだそうだ。
これはこの前読んだ「女性のいない民主主義」でも書かれていたように思う。あれは政治の話であったが、「ジェンダー」という概念を用い、政治や法律、制度を見直すことで、今までの政治がどんなに男性優位であったかを解き明かしていた。
法律でも、経済でも、いろいろな学問の分野で「ジェンダー」という視点が取り入れられていくべきだなと思った。
もう一つ印象に残った言葉は、結論部分でおっしゃられた「歴史を学び、今を相対的に見ることで、現在、規範・伝統とされていることは実はここ100年、200年ということが多い。だから、わたしたちはそれを変える力を持っているし、変えようと思えば変えられる。」だ。
100年200年って長いように感じるかもしれないけど、もし90歳まで生きること考えたらそうでもなくない?
横山先生に言われると、そうだ~変えられるんだ~頑張ろう!と思えた。
「男」「女」というはっきりした区別も中世に大陸の戸籍制度を導入したところから始まったらしい。そのほうが記録も管理も楽だから、ジェンダーのグラデーションをないものにした。けど、その時代の中にも「男」「女」に分けられることに違和感を抱いていた人がいたはずで、でもそんなことは無視しつづけて、今の「伝統」の「男女」しか結婚できないという制度がある。古代は戸籍もなくゆる~~いかったから、「男」「女」という区別に固執していなかったんじゃないかな?と考えられているみたい。
そんな感じ~~ 学べることも多く、すごい先生にオンライン上でも出会えたことがうれしい! 来年度、うちの大学の文学部で教鞭をとるらしいので、受講できたらいいなあ。
そのご、インタビュー、ミーティング、交流会。
楽しかった~
アニマルウェルフェアについて話したんだけど、自分の中で納得いかない部分もあって、もっと勉強したいなあと思った。
今日はとっても真面目になっちゃった。
まあいいか~ おやすみなさい。
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