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生きるのって難しいな。でもやっぱりやめられない。

国よりも経験が大事だよ

英語圏に留学したかった私に母はこう言った。

留学といえばアメリカやオーストラリアなどのイメージを持っていた私は
ふと何かに気づかされた感覚だった。

つまらない。
生きづらい。
好きじゃない。

日本で育ったのに
気がつけば、私は日本に対してネガティブな感情ばかりだった。

外の世界はどんなところなんだろう。
私のことを誰も知らないところへ行きたい。

当時の私は高校3年生。
たった一つ、日本を出る選択肢としてそこにいたのが台湾だった。

母からのこの言葉が強く頭に残る。
覚悟を決めて、台湾の大学へ進学することを決意した。

私のいるべき場所はここじゃない

高校生の頃に抱いていた感情がまた蘇ってきた。

台湾の大学に入学して4年後。
今年の6月に無事、大学を卒業。

必修科目を落とすこともあったし、
苦手なプレゼンは毎週のようにあった。

卒業できるか不安だったけど頑張った。

日本へ帰国し、家族や友人と再会。
4月から入社予定の会社でインターン。
アルバイトの日は4時起き。

毎日、プロダクティブな日々を送っているが、
どこかで安心してしまう。
刺激が足りない。

いつも日本にいるとここじゃない、と思ってしまうのはなぜだろう。

覚悟を決めたはずなのになんでだろう

台湾から説明会や面接に参加して、内定をもらい、
しっかりと覚悟を決めて入社を決めたはずなのに
悩んでいる自分が。

インターンでの業務内容と理想のギャップ。
先輩の厳しい言葉。

ある日、インターンが終わってオフィスのドアを開けると同時に
涙が出てきてトイレで泣いた。

誰にも会いませんように、とエレベーターを待っていたら
取締役に遭遇。
完全に終わったと思った。

なんでこんなに苦しいの?
なんで涙が出るの?
何に悩んでるの?

自分に問いかけた。

もっと頑張ろう。
もう無理かもしれない。
いや、逃げてるだけなんじゃないかって。

感情が交錯する。
最後は自分で決めなければいけないし、正解はない。

未来の自分、いま何してる?

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