【ネコミミ村まつり】『サブ会場:あなたの物語に曲つけます』参加
『音楽と物語』のイベント参加です。
先にご説明。
この企画はとにかくルールが独特!
【ルール1】
登場人物の一人に
「それはネコミミをかじるようなもの」
と1回以上言わせてください。
※物語とは関係なく言わせてもよいです。
【ルール2】
次の要素を物語のエッセンスとして1つ以上入れてください。
複数入れても全部入れてもいいです。
※この単語を文中で使うのではなくてエッセンスです。
奇想天外
エモ
中二病
ぶっ飛んでいる
極限状態
800~5000文字
『屋上のカギを開いたら、私の妄想が暴走した【ネコミミ編】』
私は極限状態の中で『ネコ神様』の耳をかじることに成功した。
と言われても、何のことやらさっぱりわからないだろう。
花の女子高生がなんでそんなことをしたのか……少し説明が必要だ。
高校一年の春。
私はグランド横の茂みの中に、そのカギを見つけた。
そこには『屋上のカギ』と書かれたタグが付いていた。
その日から放課後、誰にも見つからないように、立ち入り禁止の屋上に通った。
問題の始まりはそこからだった。
妄想が趣味の私。
屋上では誰に邪魔されることなく、思う存分妄想をした。
しかしある日から、それが現実で起こるようになった。
はじめは自分の脳に何らの問題が出たのかと思った。
ネットでいろいろ調べたけど、病気ではなさそうだった。
それは多岐にわたり、そして屋上で想像したことのみだった。
そして、その体験を一緒にした人もそのことを覚えていた。
その『妄想ワールド(と私が名付けた)』では時間が止まる。
時計が止まり、周りの人が動かないので、時間が止まったと考えるのが順当だろう。
そこでは、様々な(妄想による)事件が起きた。
学校の7怪談。
ラブレター事件。
宇宙人との宇宙旅行。
……古風な文学少女なのである。
そして、今回の事件は『ネコミミ神』の妄想だった。
時間が止まった空間の中で、いつも妄想の中に参加してくれる、1年1組の『スナちゃん』こと安藤素直(あんどう すなお)ちゃんがこう言った。
「それはネコミミをかじるようなもの」
それが今回の事件の始まりだった。
(続きません)
『ネコミミ村まつり』メイン会場はこちら