【創作大賞応援文】黒子ホームヘルパーの、味わい「慮り、尊重する」/ 黒子訪問介護士のひかりさん
短い短い、とても短い応援文。
今回は『黒子訪問介護士のひかり』さんの『黒子ホームヘルパーの、味わい「慮り、尊重する」』を応援させていただきます。
「慮り、尊重する」
全8話を通じて、この言葉が何度も出てきます。
この言葉こそが、この作品の中心にある言葉であり、想いであると私は受け取りました。
そして、その「慮り、尊重する」は、読者である私たちにも向けられていました。
それぞれの記事の冒頭に感謝の言葉がありました。
本文では、一つ一つの言葉を丁寧に説明し、わかりにくい言葉や専門用語はできるだけ使わず(あるいは使ったとしても説明や補足を入れ)、読者に届けてくれていました。
ひかりさんの作品を読んで、「慮り、尊重する」とは、相手を敬う気持ちであり、人間関係を構築する土台にあるものだと思いました。
ロールキャベツ
チンジャオロース
肉じゃが
白身魚のあんかけ(?)
スパゲッティナポリタン
豚の生姜焼き
チャーハン
ひじきの煮物
これは、全8話のそれぞれのヘッダーにつけられた料理です。
どの料理も、趣向を凝らした器に、美しく丁寧に盛り付けられていました。
ひかりさんの手料理なのでしょう。
そこに私は、「記事に訪れる方に贈り物をしたい」という、ひかりさんの優しいお気持ちを感じました。
私事を挟みますが、私はエッセイを書けませんし、書くことはしないようにしています。
何故ならそこには自分を大きく見ようとする、自我を見てしまうからです。
ひかりさんは専門色の強い『ビジネス部門』を書きながら、決して自分を大きく見せることなく、知識をひけらかすことなく、相手を言い負かすことなく、丁寧に丁寧に言葉を選び、そこにそっと置いていました。
その文面に感動を覚えるとともに、ひかりさんの優しさを感じることができました。
このような方が、介護をされているということに大きな喜びを感じました。
介護の世界は大変だと聞きます。
人と人の間で起こることなので、いろんな苦労を日々経験されているのだと思います。
私はこの素晴らしい作品を応援するとともに、ひかりさんを尊敬し、心より応援いたします。