【創作大賞応援文】漫画原作『かつて僕らは』 / 丸膝玲吾さん
短い短い、とても短い応援文。
今回は、『丸膝玲吾』さんの、小説『かつて僕らは』です。
創作大賞『漫画原作部門』に応募されたこの作品。
バンドものではありますが、その人間関係と、それぞれの心の中の葛藤を描く作品にのように思われます。
というのも、現在発表されているのが、『第一話』と『構想』のみだからです。
構想を見ると、高校時代と大人になってからの話をベースに、『夢と夢のその先』、あるいは『夢をあきらめること』についての葛藤が描かれるような気がします。
そしてその語り手となるキャラクター達。
設定を見ると、キャラクターが多くて把握が難しいのかと思いましたが、第一話を見てその考えが変わりました。
『飯島隼人』こと、プロベーシストが過去を回想するところから物語が始まります。
その丁寧な描き方に驚きました。
何をもって漫画原作となるかは私は知りませんが、これほど内面を描くものとは思いませんでした。
とても魅力的な第一話に大変惹きつけられました。しかしこれをゴールさせるには相当の文字数が必要なのだと思われます。
丸膝さん……頑張ってください!!
丸膝さんは普段短編小説をたくさん書いているようなので、この作品で丸膝さんの作り出す空気感に惹かれた方は、まずそちらを読んでみるのもいいですね。
私は『丸膝玲吾』、そして『かつて僕らは』さんを、心より応援いたします。