文学フリマ東京39に出店する作品『追い風日記』の一部を紹介します。
「試し読み」でなはく、「試し聞き」という形にしました。
今日から10日間、毎日1投稿していきます！
『追い風日記』に収録しているのは、2022年8月～2023年12月のわたしの日記です。

今回は、最初の2日間の日記です。


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2022年８月29日
心のどこかで通過すると思っていた自分がいたよ、ダメ元といいつつ。
昼休み、会社の外で、電源を切っていたスマホを起動させてメールを開く。「選考結果の通知」というタイトルのメールがきていて、３回深呼吸して、開いた。
だめだった。
そっかーーーーーー。そっ……かーーーーーー。
今朝、選考に落ちる夢を見た。目が覚めて「夢で良かった！！」って心から安心した。だから、これも夢だったりしないかなって期待したけど現実だった。できることはすべてやった。だから、後悔はない。って言いたいけど、「エッセイ、長いし硬かったかな」「タイトルつけるべきだったかな」と、次々とああすればよかった、こうすればよかったが出てくる。悔しいな。
でも、分かったのは、わたしがしたいことは書くこと。自分の言葉で、誰かにちょっと笑ってもらったり、元気になってもらえたらいいなって。何かできることは絶対あるんだよなあ。エッセイを応募してみることを考え中。ツイッターで発信するとか。
なんかもう、採用されて転職する気満々になっていたから切り替えがむずかしい。


10月11日
一田さんのライター塾、寝過ごして売り切れになって、申込すらできなかった。もーう！
朝からさつまいもの化石作っちゃった。煙もっくもく。焼き芋からありえない量の煙が出てて、嗅いだらいけないにおいがした。