7つの動作のトレーニングその②
何でもそうかもしれませんが、トレーニングなんかは特に、
「適度」のレベルが一番良いのかもしれません。
「過剰」に取り組むと「リスク」が出てきますし、上達し、慣れれば慣れるほど、
いろんな意味で「伸びしろ」が小さくなります。
そうなることで「効果」や「変化」を感じにくくなり「楽しさ」も薄れてくると考えられます。
という訳で、「適度なレベルのトレーニング」になりやすいご自宅トレーニング&自主トレーニングの考え方としての第2弾、
「7つの動作のトレーニング その②」です。
まずは「押す」
前回は「立つ」「しゃがむ」という動作を意識したトレーニングというのをご紹介しましたが、
今回は「押す」「引く」という動作について。
まずは「押す」ですが、この地球上には「重力」という外力がありますので、
「押し返す」というのがこの「押す」エクササイズのイメージになります。
という訳で、下半身の「押し返す」エクササイズは前回の「立つ」「しゃがむ」でもご案内した、
『スクワット』や『シングルレッグスクワット』みたいなものが『自分のカラダを(体重を)押し返す』
ことになりますので、そちらをやることにして、今回は上半身の「押す」エクササイズを。
我々人間の特徴の一つとして、「二足歩行」の生き物になりますので”上半身の弱さ”というのは出やすくなります。
特に日頃から、運動やトレーニングなど特別な動作をやっていない人ほど、どんどん弱くなります。
という訳で、多くの方がやった方がいいのは、
「上半身の押すエクササイズ」ということになりますので、
プッシュアップとか肩甲骨プッシュアップとか、四つん這いでの移動をするような「クローリング」なんかがおススメです。
そして「引く」
そして次は「引く」トレーニングですが、この「引く」トレーニングはなかなかできないエクササイズの一つではと思っています。
トレーニングの際によくお話したりするのですが、昔よく家にあった(うちの実家にもあったなぁ)
「ぶら下がり健康器」
これを持っているという方は、是非『懸垂』をやって欲しいのですが、
「いやいや、懸垂なんてできないよ~」とおっしゃる方は多いかと思います。(ホントは多少は出来る方が良いんですよ)
ですので、ちょっとしたツールを使用した「引く」トレーニングをおススメします。
例えば、チューブを使用したロウイングなどです。
これを片膝の状態でやってみたり、両膝付きでやってみたり、交互に引く動作(オルタネイト)でやってみたりと、様々なバリエーションでやってみてください!
今回上げました「7つの動作」、
その一つ一つをピックアップはしているものの、人間の動きというのは、
「支えながら押す」とか「ひねりながら引く」などのように複数の動作を共同させながら行うものが多いです。
これは、シートに座った状態で重りを押すとか、引くといったような、いわゆる”マシントレーニング”ではあまり鍛えられない部分です。
「単体の筋肉に負荷をしっかり与える」
という意味では余計な動作を省いた「押す」「引く」に特化したマシントレーニングは良いと思いますが、
動きのことを考えると、単純な筋トレだけではダメだと思ってます。
という訳で、ご自宅にマシンは無いかと思いますので、
家ではこの「7つの動作を意識したトレーニング」を是非、ちょっとでいいので(笑)やってみて下さい!
あっ、最後に。
冒頭で「適度」なトレーニングのが良い。と言いましたが、
「適当」はダメです。真剣に真面目に「自分にとって適度なレベル」を継続することです。