5.骨粗鬆症の予防
こんにちは。
理学療法士&パーソナルトレーナーの現役_病院勤務のリハビリ先生です。
本noteでは「病院にお世話にならない為に知っておくべきこと」として、
以下の10項目を一つずつ解説していきます。
1.健康的な身体づくり 3つの基本
2.加齢による身体の変化
3.生活習慣病とメタボリックシンドロームの予防
4.低栄養とサルコペニアの予防
5.骨粗鬆症の予防
6.転倒による骨折の予防
7.ロコモティブシンドロームの予防
8.血圧のコントロール方法
9.健康的なダイエット方法
10.健康的な増量方法
本日は「5.骨粗鬆症の予防」です。
骨粗鬆症とは
骨粗鬆症とは、簡単に言うと「骨がもろくなってしまう病気」です。
筋肉や内臓と同じように骨にも健康状態があり、年齢と共にもろくなってしまうため、健康管理をしていく必要があります。
骨粗鬆症は予防が可能な病気と言われています。
今回は、骨粗鬆症と骨の性質を知り、骨の健康管理に役立てて頂ければと思います。
健康な骨は中身が詰まっていて(密度が高い)丈夫ですが、骨の中身がスカスカになり密度が低下すると骨はもろくなります。
この詰まり具合を「骨密度」と言います。
骨がスカスカの状態では「骨粗鬆症」という病気になりやすく、男性と女性では「2:8」で圧倒的に女性に多い病気です。
骨密度は年齢とともに低下するため、少し前までは骨粗鬆症は中高年がかかる病気とされてきました。
ところが、最近では若年層や20代の女性でも見られるようになってきました。
これは、極端なダイエットなどによるカルシウム不足が原因と言われています。
骨粗鬆症の予防・改善方法
骨粗鬆症の予防・改善には、以下の4つが重要だと言われています。
① カルシウムの摂取 ② ビタミンDの摂取 ③ 日光浴 ④ 運動
① カルシウムの摂取
骨は日々生まれ変わっています。骨を形成している骨細胞が新陳代謝を繰り返し、約半年で新しい骨細胞が作られると言われています。
「この新陳代謝の為には常にカルシウムが必要となります」
カルシウムが摂取できていれば、血液中のカルシウムは一定に保たれており、骨の新陳代謝が行われますが、不足すると骨からカルシウムが溶けだす量が増え、骨がもろくなります。
骨を丈夫にするには、「材料となるカルシウムを毎日の食事に取り入れることがポイント」です。特に、カルシウム吸収率が良いと言われている牛乳・乳製品がおすすめです。
1日の摂取量の目安は700〜800mgと言われています。この図を参考にして、料理にも上手に取り入れましょう。
② ビタミンDの摂取
ビタミンDもカルシウム同様に骨の新陳代謝に関わります。
1日の摂取量の目安は5.5μg(マイクログラム)と言われています。この図を参考にして、料理にも上手に取り入れましょう。
③ 日光浴
日光浴で紫外線を浴びることで体内でビタミンDが生成されます。
私たちの皮膚の下にある皮下脂肪には、ビタミンDのもととなるコレステロールの一種が含まれています。このコレステロールに紫外線が当たることで化学反応が起こり、ビタミンDが生成されます。
④ 運動
骨の強さを保つためには強い筋力も必要です。適度な運動を取り入れられることが大切です。
おすすめの筋力トレーニングはメジャーな「スクワット」です。効果的に大きな筋肉を鍛えられ、基礎代謝も向上させることが出来ます。
健康的な身体を手に入れる為に、是非この記事も参考にしてみてください。
その他のポイントとして、カルシウムの吸収を妨げるリンを摂りすぎないようにする。リンを多く含む食品はスナック菓子、インスタント食品等です。また、アルコールやたばこは、カルシウムの吸収を妨げるので、飲み過ぎ、吸いすぎに注意してください。
最後に、「健康的な身体は幸せな人生の土台」となります。
私と一緒に健康な身体を手に入れて幸せな人生にしましょう!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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