聖書学者ポーラ・グッダー
ポーラ・グッダー(1969年生)はイギリスの新約聖書学者で、ベストセラー作家です。
彼女はオックスフォード大学クィーンズ・カレッジで学位を取得し、カデスドンのリポン神学校、バーミンガムのクィーンズ・エキュメニカル神学校他で教鞭を取り、その後は英国聖書協会の常勤神学者などを歴任しました。現在はフリーランスの聖書学者として著作・講演活動を行う傍ら、英国聖公会ロンドン聖パウロ大聖堂(セント・ポール寺院)参事会(Canon)のチャンセラー(ディーン、プリセンターに続く、参事会で第3のポジションで、主に教育担当。ロンドン大聖堂で信徒がこの役割に就くのは彼女が初めて)、聖公会=ローマ・カトリック教会国際委員会の委員などを務めています。
グッダーは自らの関心を、最新の聖書学の研究成果を分かりやすく、人々が興味をそそられるような方法で紹介することによって、聖書を読もうとする人々の意欲をかき立てることにあると述べています。
私がグッダーのことを知ったのは十年くらい前で、当時、イギリスで働いていた友人の司祭から、現地でニコラス・トム・ライト主教と共に、よく読まれている神学者の一人として紹介されました。その後すぐに、ライト主教は日本でも次々と著書が翻訳出版されるようになりましたが、グッダーは今も英米では活躍していますが、日本ではほとんど知られていません。
グッダーの著作の中に、教会暦シリーズ(全4巻)があります。その中の1つ、『The meaning is in the waiting - the spirit of advent』を翻訳しました。
いくつかに分けて、note に掲載していきますので、よければ来週から始まるアドヴェントの御伴として利用してください。
よいアドヴェントを過ごして、よりよいクリスマスを!