【2024春M3】戦果報告 ~オタクはなぜすぐに限界化してしまうのか~
こんばんは。
トレミーと申します。
今回は戦果報告と称して今回のM3のレポート…
というにはちょっとお粗末なそれですが、
日記みたく色々書き散らしていきます。
後で自分で何したか半年後に見返す用でも
ありますが、果たしてマトモな文章になるのか。
ではでは早速参りましょう。
0.開戦前。
M3の朝は早い。
まああんまり早すぎると迷惑ですが。
参加された皆様は何時頃着かれましたでしょうか。
私、前回の秋M3にも参加しておりまして
当時は9時前には既に列形成が始まっていまして、
正直、かなり早い印象を受けました。
その反省を活かし今回は余裕を持った8時前の着。
まあ結構余裕だと思ってたんですけどね。
既に、普通にめっっっちゃ人居ました。
正気か?
というわけで早々に開幕をスカしました私。
もっともこれは読み違えない方が無理というか
推測する要素があまりに不確定的というか…
まあ結果としては思い通りとはいきませんでした。
しかし今回のM3、それ以上の難敵がおります。
そう、それは季節外れの暑さ。
4月にも関わらず予想最高気温は脅威の28℃。
不慣れな暑さ、早朝からの早起きに加え、
M3会場には日陰がほとんどありません。
待機中のオタクたちの肌やカバンを
季節外れの日射が容赦なく焼きます。
私も例外なく、というか黒めの服装だったもので
漏れなくその熱を全身で浴びることに。
まさかリュックの金具で火傷しそうになるとは…
まだ4月やぞ???
M3といえば毎年天気が良くないというか…
少なくとも日差しを気にするような天候は
かなり珍しい(偏見)のもありまして
他の同人イベントよりも割増で暑かったです。
こまめな水分補給、座り込んで体力の消耗を抑え、
また暇な時間を周りのオタクとの語らいで潰すのも
こういった同人イベントの醍醐味。
そして、とにかく暑さに耐えて耐えて耐え忍び…
ついに、時間は10時30分。
開会のアナウンスとありったけの拍手が、
場の空気感、ボルテージを一気に高めます。
この熱気の高まりを肌で感じるために
早起きして列に並んでるまで、ある。
開戦。2024春M3の開戦です。
1.灼熱地獄、未だ終わらず。
えー、どういうことでしょうか。
会場が屋内にも関わらず、開幕からまたしても
熱中症の危機でございます。4月やぞ。
私の開幕は「7yuta.com」ことnayutaさん。
今回、人気どころは並ぶ読みをしていたので
予め、友人と手分けして集める算段でした。
そして、その読みはちゃんと当たってて。
ただ、読みきれてなかったのが人の量。
すっっっごい列です。
ひとまずの整列が終わった頃には
もう最後尾が見えないくらいの長蛇の列。
なんとなくちゃ、えんどるの列の脇を通るくらいの
アルティメット大名行列です。
私はかなり前の方で並べたので
ほどほど人波の様子を伺ってはいましたが、
新規で並ぶ人が、右往左往しながら
最後尾を探す様は正にコミケの大手さながら。
流石はnayutaさん。出力の桁が違う。
で、文章からなんとなくお察しのことでしょう。
そう、このクソ長列はなんと屋外整列です。まあ昨年の秋M3見たらそうなるよな。やっとこさ日差しを遮れるかと思いきや、
1分も経たずに屋外追放。RTA走者もびっくりです。
今回のM3で体力面が一番削れたのは
間違いなくこの午前中でしたね。
オタクに夏の日差しは厳しいて。
何やかんや、体感20分ほど並びまして無事購入。
ありがとう、nayutaさん。
青空+nayutaさんは完全解釈一致なんですが、
次回はもうちょっと暑さ控えめでお願いします。
というわけでやっと一息…
といかないのがM3。
ひとまず手分けした友人と約束していた
待ち合わせ場所で落ち合いに行きますが…
事件が起こります。
2.友人の失踪。
えー、失踪です。失踪。
待てども待てども来ません。
先に申した通り、nayutaさんほどの列は
他のサークルにはありませんから、
余程のことがない限りは私が後着のはずですが…
いないし。来ないし。
さらにここでもう一つの壁が立ちはだかります。
そう、M3。電波がとにかく悪い。
まあ予め待ち合わせ決めてたのはそれもあります。
おかげでLINEの返信は来ないわ、電話も出ない。
…やむを得ません。
諦めてアナログな方法に切り替えました。
聞き込み調査です。干からびる前に。
界隈で名が知れてるって便利なもんでして、
幸いその辺に知り合いのオタクが
わんさかとおりましたので、
そういった人に片っ端から声をかけました。
(ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。)
で、何人かに声をかけてると
「ああ、彼なら○○さんと二展の方に…」
ほーん二展の方…
…二展???何で???
知らない人に説明しましょう。
M3会場である流通センターは会場が2つあります。
私の開幕は先に申し上げたnayutaさんでしたが、
こちらがあるのは第一展示場、通称「一展」。
他には藍月なくるさんなどはこちらでした。
そしてもう一方の会場を第二展示場、「二展」。
今回は棗いつきさんなどがこっちです。
これの具体的に何が違うか。建物が違います。
建物が違うということは建物が違うということ。
即ち、歩きます。
少なくとも一展じゃ日が暮れても見つかりません。
というわけで早くも一展から移動した私。
その後、ちゃんと友人を捕まえてシメました。
…まだ午前中なのに何だこの慌ただしさは。
とはいえあとは買い物をじっくり楽しむだけです。
M3の醍醐味といえば場の空気感や、
制作者との交流ですからね。
その場のノリで買う作品の中に掘り出し物を
探し当てる楽しみ方もあります。
そうして私は意気揚々と繰り出して行きました。
この後に最後の砦が構えてるとはいざ知らず。
3.限界オタク、爆誕。
各所での買い物中。
過去の楽曲の感想やトークに花を咲かせながら
新譜でバッグの重みがどんどん増していく最中。
またしても知り合いのオタクと邂逅します。コイツいっつも知り合いと会ってんな。
知人「いつきさんのとこ行きました〜?」
まあ何をいうかと思えば。
私は取り置きのプランでしたので、M3の締めを
棗いつきにする腹づもりで動いてましたよ、と。
知人「あの、取り置きならお話出来ますよ。」
…
??????????
な、なん、て???
話せんの???あ、そう!!!
テンションの波がおかしくなった瞬間です。
それもそのはず。
今回のM3開催にあたり事務所から
こんな告示が事前に出されておりました。
要するにお話禁止です。
日付を見ていただいたら分かる通りですが、
発表がギリギリってこともあって
当時のTLは大いに物議を醸し、荒れたものです。
まあこの件について深掘りするつもりはないですが
私は相応の衝撃を受け、しかしそれなりに
気持ちの整理をつけてM3に来ておりました。
そもそも推しと話すことが主目的じゃないし。
で、着地点見つけてた落ち着いてたとこにコレ。
まさに寝耳に水。雷に打たれたが如くの衝撃。
お話が主目的ではないにせよ、
それが急に降って湧いてきたとなれば話は別です。
半ば過呼吸になりながら情報提供してもらった
知人に感謝の言葉と熱い握手を交わし、
1人いそいそと会場の隅の方で心を整えます。
一人深呼吸して、まず思いました。
…で、何話すんや。俺。
急に冷静になると芽生えてきた思考です。
いや話せるとか聞いてないし。
大体の話したかった内容、手紙にまとめたし。
ライブの感想…も直後にぶつけられたし。
いやいや急に会話デッキってしんどいって。
そんな考えが延々と堂々巡りのように
脳内を駆け巡ります。
で、やっとこさ腹を括ってサークルに訪れたのは
何と悩み始めてから小一時間後の話でした。
このオタク、終わってる。
周囲のオタクの励ましを受けながら
サークルに向かう様子は、正に戦地へ向かう
兵士に対して激励と共に送り出すが如く。
(以降オタク主観での、推しとの会話パート回想です。
色々すごいし多分脳内補完を含むので閲覧注意。)
時刻は13時半前とどのサークルも落ち着いてきた
そんな頃合いで、推しのサークルもそれに漏れず
並んでる人もかなりまばらな印象でした。
そんな時間だったのでサークルに立っていたのは
びとーさん(売り子の常連)といつきさん本人。
マジでいきなりステーキって感じ。
サークルを目の前にして心を整える時間はゼロ。
到着後、まず一つ深呼吸をして、挨拶と一言。
取り置きをしていた者です、と。
あ、はーい!とニコニコと後ろの方から
取り置き用の段ボールから名簿を取り出す推し。
はい、可愛い。天上天下唯推独尊。
多分時間も時間で、私がラストだったのでしょう。
特に私から名乗ることなく品物のチェックへ。
するとリストを見るなり、いつきさんが
「君か!CodeQを5枚も買ってくのは!」
まあ、そりゃ私しからおらんやろな!
CodeQというのは旧譜のアルバムでして、
2ndライブのトリを飾った私の大好きな楽曲、
「AIとCodeQの果て」
が収録されているアルバムでもあります。
今回そのライブのブルーレイも
販売されていたので他の人に見せた後に
これ、渡したろうと買い込んだわけです。
簡単に言うと沼落としRTAの必須パーツ。
というか、あのライブ見た人中で
「CodeQ」抜きで棗いつき語れる人間おらんやろ!
…というくらいには個人的には激推しの一枚。
いや実際は抜きで語ってくれていいんだけど。
そのCodeQが山になって出てきたのち
次に確認をしたのが新譜デザインの缶バッチ!
…なんですが
いつきさんが途中で落としてしまいまして。
その際に彼女がとった行動がまさかの
「お〜〜〜ヨシヨシヨシヨシヨシヨシ( T_T)\(^-^ )」
撫で始めました。落とした缶バッチを。
(以下、オタク心の叫び)
「え、あざとすぎ???「推し可愛すぎ?????
「缶バッチヨシヨシ???「私しか見てないこの場で??
「ハッ、「えっ、「マ???「ヤッッッッバ…」」」
うおおおおおおおおおお!!!
顔に出すなよ俺!!!絶対気持ち悪くなるぞ!!!
少し前に職場で受けたマナー研修の笑顔の作り方を
気合いで頭の中でフラッシュバックさせて
必死にニコニコとした笑顔で取り繕います。素数はすぐに出てこなかった。
…危なかった。本当に危なかった。
ちゃんと心の整理なく向かってたら
間違いなくその場で光となって消えてました。
長男だから、耐えられた。
急な弩級火力を気合いだけで耐えきり、
程なくお会計へ。
一生上がりっぱなしの心拍数を抑え、
しかして震える手は止められず。
若干挙動不審な動きで戦利品をしまいます。
んで、会計も終わったし帰るかという頃合い。
に、唐突に推しから声がかかります。
「今日も元気に光ってんねぇ!!!」
ええ!今日も元気に光ってますとも!!!
隣のびとーさんにまで笑われました。
まあ光るバッグを持つオタクは増えども、
初見のインパクトって相当だったんだろうな…
(ラグナロクのリリイベ記事参照)
多分名前の確認が要らなかった理由の8割です。
今度また強くして持っていきますね~~
次回のM3も楽しみにしてますヨヘヘヘニコニコ
と渾身のオタクスマイルを決めると、
いつきさん、
「他のイベントは来てくれないの??」
…
いいですか。皆さん。
この記事で新たな知見を授けます。
「オタクは推しのファンサを食らうと死にますが
短期間に複数食らうとオタクは消し炭になります。」
推しに恵まれた、良き人生でした。
ありがとうございました。
(ちゃんと訂正してリスパレ行く話もしてます。)
(ここで詳細を書いてないのはアドレナリンMAXで
自分が何言ったか覚えてないからです。無念。)
ちなみに案の定、足ガックガクになったので
遠目で私を観察してたオタクの肩を借りて
会場を後にしました。俺、見世物にされてない?
満身創痍。その言葉のまま私のM3は終幕しました。
…なんか想定以上に疲れたM3ではありましたが、
無事新譜も買えたし、いろんな人とお話しできたし。
戦果、という意味なら大収穫でしたね!
推しとの会話スキルは一生の課題。
といったところで今回はお開きです。
では皆様方、秋M3までどうぞご健康に!
もちろんそれまでにリアイベでお会いする方は
その時に元気な姿でお会いしましょう!
以上、トレミーでした。