埼玉県のれいわ新選組得票率を市町村別に探る
はじめに
皆さん、こんにちは。レンレンです。今日は埼玉県の市町村別のれいわ新選組の得票率のグラフを作ることができました(一部プロットできなかった自治体もありますが💦)ので、そのグラフと、特に得票率が高かった地域の産業構造を調べて、具体的にどういう層が支持しているのかを探っていこうと考えています。それでは御覧ください。
れいわ新選組の埼玉県での得票率(市町村別) ~第26回参議院議員選挙より~
まずはこちらのグラフを御覧ください!
埼玉県のれいわ新選組の得票率を市町村別に塗り分けしてみました!ただし、行田市、久喜市、東松山市、北本市、宮代町、越生(おごせ)町、小川町が上手くプロットできませんでした💦
ちなみにプロットできなかった市町の得票率は、
行田市 5.21%
久喜市 4.72%
東松山市 5.50%
北本市 4.97%
宮代町 4.81%
越生町 5.28%
小川町 5.12%
となっています。
埼玉県でれいわ新選組得票率上位の自治体
埼玉県でれいわ新選組得票率上位の自治体一覧
ここからはれいわ新選組の得票率上位の自治体について取り上げます。
まず、れいわ新選組の得票率が6%以上の自治体がこちらです。
神川町(6.18%)、嵐山(らんざん)町(6.11%)、新座(にいざ)市(6.06%)、川口市(6.02%)
次の項目ではこれらの自治体の産業別人口などの統計データをそれぞれ探っていきます。
神川町の産業構造
まず取り上げるのは、神川町です。神川町は群馬県との境にある町です。Wikipediaのリンクを貼っておきますので、神川町がどの位置にあるかを確認してみて下さい。
では本題に入ります。まず今回参考にしたのが、令和2年国勢調査 就業状態等基本集計です。この中にある 男女、年齢(5歳階級)、従業上の地位、産業(大分類)別就業者数(15歳以上)‐全国、都道府県、市区町村(2000年(平成12年)市区町村含む を参考にしました。
※あとで紹介する嵐山町、新座市、川口市もこの統計データを参考にします。
では早速見ていきます。まずはこちらのグラフを御覧ください。
これは神川町の第1次、第2次、第3次産業別の従事者数をグラフ化したものです。ここから分かることは、令和2年の国勢調査によると第2次産業の全国平均は23.7%であることから、
神川町は全国平均より、第2次産業の割合が高い
ことが言えます。
嵐山町の産業構造
次に紹介するのは嵐山(らんざん)町です。嵐山町は比企(ひき)郡に属する町です。こちらもWikipediaのリンクを貼っておきますので、位置関係を確認してみて下さい。
嵐山町の第1次、第2次、第3次の産業別の人口は下図のようになっています。
ここから言えることは、神川町と並んで、
第2次産業の従事者数が多い
ことが言えます。
新座市の産業構造
続いては新座市です。新座市は東京都に面した自治体です。練馬区や多摩地方北部の清瀬市と接していますね。こちらもWikipediaで位置関係を確認してみて下さい。
新座市の産業別人口は下図のようになっています。
ここから分かることは、
新座市の第2次産業の従事者は全体の2割ほど
となり、
新座市の第2次産業の人口は全国平均とほぼ同程度の割合
となっています。
川口市の産業構造
最後に紹介するのは川口市です。川口市は令和5年度時点で約60万人が在住しています。おそらく今回紹介したれいわ新選組の得票率が上位の自治体の中でも、最も有権者数が多い自治体になるのではないかと思います。
さて川口市もWikipediaを載せておきますので、位置関係が分からないという方は確認してみて下さい。川口市は簡単に言うと、東京都との境に位置する自治体です。
では本題に入ります。まずは川口市の第1次、第2次、第3次産業の就業者数のグラフです。
このことから分かることは、
・第3次産業が全体の4分の3以上を占めている。
・第2次産業は全体の2割ほど。
・第1次産業はごく少数。
だと思います。
まとめ
今回は埼玉県のれいわ新選組得票率の上位自治体の産業構造について見ていきました。今回の産業構造を調べて分かったことは、
得票率上位の自治体では比較的第2次産業の従事者が多い。(自治体の人口が少なくなればなるほど顕著)
だったのではないでしょうか。
次の記事では、埼玉県以外の衆議院北関東ブロックの地域で、れいわ新選組の得票率が高い地域の分析をしていきたいと思います。お楽しみに。