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飯田有抄のショパコン日記19〜アルメリーニ・ドレスの推移

どうしてもこの方についても言及せねばなりません。イタリア出身のレオノーラ・アルメリーニ Leonora Armelliniさんです。

Fazioliのピアノを選んでおられます。歌の国からやってきたピアノとピアニスト。素敵な相性で、2次予選で3番・4番の二つのバラード、「英雄」ポロネーズなどを弾きました。

Fazioliの音は今回大会で初めて聴きました。もっと明るさ華やかさが際立つのかなぁと想像していたら、意外と渋みもありました。アルメリーニさんの包容力あふれるあたたかなタッチで、より引き出された美質だと思います。音楽的なアーチの長い、大人華やかな演奏。とっても素敵なんです。

アルメリーニさんといえば、お気づきですか。予備予選からの彼女のドレス。色違い? もしや、特注でしょうか。予備予選は、すこし緑っぽかったような記憶がありますが、ブルーは1次予選。赤が2次予選。

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肩出しの大きなフリルが特徴的な。とってもお似合いで、彼女の音楽的表現とすごく合っている。聴覚と視覚を、きちんとつなぐって、それも大事なことだと思います。音と衣装が、その人らしさを語る。

今回、一次予選から全体的にひそかに着目していたのですが、女性の衣装のお色味が黒とかグレーとか濃紺とか、地味目になっているのが最近のトレンドなのかな、と思いました。すごく知的だし、かっこいいし、とてもいいなと思います。なかには、黒ズボン、黒シャツ、という方もいて。時代だなぁ・・・というポイントです。

アルメリーニ姐さんは、自分の音と個性とを、ヴィジュアルでも自然に表現している感じがとてもチャーミング。
もし次のステージに進んでくれたら、やっぱりお色違いなのかなぁ。特注(かもしれない)アルメリーニ・ドレスにも注目です!

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ちゃお♡


写真:©Wojciech Grzedzinski/ Darek Golik (NIFC)


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