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特級2024 二次予選エチュードを数えてみた。

いよいよ6週間後に迫った、ピティナ特級二次予選。
演奏順も発表されました✨インタビュー動画もご覧いただきましたでしょうか。

今回は二次予選で演奏される曲目に着目してみたいと思います。

特級二次予選の課題曲は以下の通りです。

25 分以上35 分以内のプログラム。以下の(c)を必ず含むこと。第一次予選との曲の重複は認めない。
(c)ショパンのエチュード作品10 または作品25 から任意の1曲

第48回ピティナ・ピアノコンペティション 特級 参加要項

二次予選最大の特徴ともいえるのが、ショパンのエチュード作品です。
作品10、作品25ともに12曲からなり、計24曲のエチュードから必ず1曲以上を選択することとなります。

ちなみに、特級二次進出者に「ショパンのエチュードを初めて弾いたのはいつ?」とアンケートを取りました。結果は以下のとおりです。長年弾いているエチュードをレパートリーとしている方もいるのではないでしょうか。

それでは、今年最も多く演奏されるのはどのエチュードなのか!?

ということで、26名の二次予選進出者が選択したエチュードを数えてみました。

結果はこちらです!!じゃじゃん。

選択された曲は計9曲。
第1位 4名 10-4, 10-10, 25-6
第2位 3名 10-1, 10-2, 25-5, 25-6

かなりの接戦となりました。
選択数第1位となった、それぞれ4名の皆さんが選択している10-4, 10-10, 25-6について、過去の特級ファイナリストの名演とともに詳しく見てみましょう。

第4番 Op.10-4 嬰ハ短調, No.4 cis-moll Op.10-4

激しく情熱的なOp.10-4。
動画は2020年特級で銀賞を受賞された森本隼太さんの演奏(2018年G級金賞受賞時)です。

第10番 Op.10-10 変イ長調, No.10 As-Dur Op.10-10

煌びやかな主題が印象的なOp.10-10。
動画は2023年特級入選の嘉屋翔太さんの演奏(2023年特級二次予選)です。

第6番 Op.25-6 嬰ト短調 No.6 gis-moll Op.25-6

いわゆる「3度のエチュード」と呼ばれる25-6。
動画は2020年特級グランプリの尾城杏奈さんの演奏(2020年特級二次)です。

24曲からなるショパンエチュード作品10, 25。
二次予選では、9曲のエチュードを聴くことができそうです。
課題となるひとつの作品を一度に何人もが演奏することで、異なる表現や音色を楽しめるのもコンクールの醍醐味。
今年はどんな名演に出会えるのか、楽しみにお待ちください。


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