国試にも使える! 解剖生理学⑤ 循環器編 心臓 生理学編
◎生理学
①刺激伝導系(特殊心筋繊維) ※ここ結構重要!!混乱するから気をつけて!
刺激伝導系:心臓を拍動させるための興奮刺激の流れ(通り道)
洞房結節(洞結節)→房室結節→ヒス束→右脚・左脚→プルキンエ線維
洞房結節と房室結節は右心房にある
※刺激伝導系は迷走神経により抑制される
②心臓の調整と中枢
※中枢とは:中心となるもの。臓器でなどで例えると、「脳」から出ている神経が
主になるため、「脳から出ている神経」が中枢と呼ばれることが多い。
◯心臓の抑制中枢:副交感神経・迷走神経
◯心臓の促進中枢:交感神経
※覚え方
睡眠と運動で考えてみよう!
睡眠するときは副交感神経が優位となる。リラックスしており、全身に勢いよく血液を流す必要性はない!結果的に抑制するということになる!
逆に、運動しているときは交感神経が優位となる。運動するには短時間で全身に血液を多く運ばなければならないため、心臓の鼓動が早くなる!結果、促進するということ!
◎評価項目(国試の勉強をしていた際に多く出てきたもの)
①呼吸性不整脈:吸息終期に心拍数上昇・呼息時に心拍数低下
②バルサルバ試験:息を止めると血圧が一時的に上昇する。その後、静脈還流量減少し、血圧・心拍出量低下、心拍数上昇。
③洞圧反射:大動脈弓と頸動脈洞に受容器がある。血圧上昇を感知すると抑制に働き、血圧低下を感知すると促進に働く。