ねこのはなし。可愛い子には旅をさせよ。
こんばんは。今日は理学療法士としてではなく一患者の家族としての目線で書く。一患者といってもヒトではない。
今日はお休みだったので入院している娘(猫)に会いに。
そう我が子入院中。昨日手術した。
時は12月、血尿や下痢の症状が出て、初めていく近所の病院に連れていった。
採血する。血管取りやすいと言われる娘の手足を何度も刺すし、駆血帯も巻かず手でぐっと握りしめて採られた。
不信感 ⒈
めったに鳴かない娘がめちゃくちゃ鳴く。怯える娘を落ち着かせるために夫がずっとなでながら、自分の指を噛ませてた。
やっと採れたと思いきや、本を出しながら診断される。
診断名は「甲状腺の病気」。
ほんとにそれあってますか??甲状腺の病気で血尿出るんですか?
不信感 ⒉
「いや、それで血尿とか出るんですかね?膀胱炎とかないですか?」ちょっと食い気味で言ってしまう。
「あぁあぁ、膀胱炎だね」
不信感 3.4.5......
えーっと結局、私診断しましたけど。
という感じで膀胱炎の薬を出してもらった。そして、もう二度とここには来ないと決めた。
後日検査結果の電話があった。
「甲状腺の数値は正常でした」
もういいです。再診もいりません。
薬を飲んだら少し良くなり様子を見ていた。1月になり再度血尿…。
この前のところにはもう行かない。担当の利用者(猫20匹飼ってるお宅)からおすすめの病院を聞き、少し遠いけどシェアカーで連れて行く。
病院に着くなり症状を言うと「あーそれ膀胱炎だね」と。そうそう、膀胱炎なんです。尿検査用に100均で買ったスポイトにおしっこを持っていっていたので褒められた。
信頼感1.
そこで発覚した膀胱炎を繰り返す原因。
「膀胱結石」
エコーやレントゲンでもくっきりわかる石。もちろんおしっこからも分かる石。
1ヶ月ほど、薬と療養食で様子を見ていたが、溶けるタイプの石ではなく溶けないタイプの石だったらしい。
今は落ち着いてるから様子見てもいいけど必ず再発すると。緊急事態になる前の元気なうちに手術しておいた方がいいのではと。
選択肢をくれる先生。信頼感2.
おばあちゃん猫(13歳)だから手術させるか迷った。でも何度も膀胱炎になって辛い思いするよりはと思い手術に至る。
それが昨日。我が子を病院に引き渡す瞬間に泣く(夫は出勤前になでながら泣いていた)。
死ぬ病気じゃないし、リスクも少ない手術なんだけど家族が手術するってこんな気持ちなんだって本当に思った。
今まで術後の患者さんを沢山担当して、家族の気持ち理解していたつもりだったけど今回、身に沁みてわかった。家に帰っても「ああ、手術終わったかな」とか「寂しくないかな」とか色んな気持ちがぐるぐるぐる。
夜獣医さんから電話があり「無事に終わりました、ごはんも食べれています」の言葉にどれほどほっとしたか。先生のほっとした声も電話から伝わってくる。本当に動物が好きな先生のよう。
信頼度 MAX
今日の朝、いつも起こしにくる娘(毎朝猫パンチで起こされる)がいなかった。
……いつもは「もう少し寝かせて!」て思うのにいないと寂しい。朝から虚無感すごい。
猫パンチいくらでもしていいから娘よ、早く帰っておいで。
このまま順調に行きますように。あとちょっと踏ん張れ、娘。必ず迎えに行くからね。
何が言いたいんだろ、このnote.は。
病院選びの大切さ。信頼関係の大切さ。
相手を大切に思ってくれてるからどうかは態度で分かる。顔はもちろん、声でも。
これは私の仕事にも繋がる。心に留めておこう。