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家族ってなんだろう。

ここ数年そんなことを考えてる。
5年ぶりに私にとって生まれて初めてのホストファミリーに会いにきた。
初めて語学留学した時、ほぼ全く何も喋れなっかた私に、
本当に親切に暖かく接してくれたスペイン出身のママとフランス人のパパの夫婦。
彼らにもう一度会いにくること、
それは私の心の中に秘めた、たくさんある夢の中の一つだった。
私が会いに来なければ、このまま思い出の片隅で、
お互い小さくなっていくだけのことっだった。
それでもよかったのかもしれない。それも素敵なことだ。
コロナ禍の中、無理して会う必要なんてなかったのかもしれないし、
これが最後でもう会えなくなるのかもしれない。

それでも二人に会った時、気持ちが通じ合ったんだと思う。
なんだかあったかい瞬間だった。ただいまって思った。
少し彼らが小さくなったような気がした。
本当の家族みたいに、今私たちは、5年前と同じように短い時間を過ごす。

彼らには一人娘がいる。
私は会ったことはないがほんの少しだけ離れたところで暮らしていて、
私が彼女の名前を出すと少し顔色が曇る。
どうやら夫婦の心配の種のようだ。
私はそんな二人を見ていて心が痛む。
彼らよりほんの少し年上の自分の両親を思い出して。



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