サービスではBCPの策定を
介護の現場にBCP義務化の流れが来ています。新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、各事業所での対応に苦慮されたことだと思います。病院においても感染対策委員会などフル稼働で対応を行いましたし、個人防護具の確保など多くの課題があったと思います。
通所型サービスの要件
委員会の開催、指針の整備、研修の実施等、訓練(シミュレーション)の実施・ 全てのサービスについて、感染症や災害が発生した場合の業務継続に向けた計画等の策定、研修の実施、訓練(シミュレーション)の実施等を義務づける(※3年の経過措置期間を設ける)。
もともと熊本地震を経験した地域ですので、地震についてのBCP整備はしっかりとしたものができています。また、新型インフルエンザに対するものなどのガイドラインなどは出ていますが、今回のような新型コロナウイルスの世界的な流行や、大型台風などの備えなど考えないといけないことはたくさんあります。
現代っ子はあいまいが苦手
私も現代っ子ですが、現代っ子はあいまいなことを自分で臨機応変に判断することがすごく苦手です。BCP策定は、どうなったときにどうするという指針ですのでこういうことが少ないです。しかし作るとなると意外とむずかしいもので、状況を想像しながら、自施設の環境や人員状況、他施設との連携などを考慮しながら作成する必要があります。
まとめ
BCP作成は、不測の事態に備えるものです。緊急事態に利用者や自施設で働くスタッフが困らないように計画的に作成し計画的に見直しましょう。