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病気の怖さと妻の有り難さ
P-MODELなどで活動した福間創が51歳の若さで死去、生前に遺したメッセージ公表
音楽家、作曲家の福間創が1月1日に亡くなった。51歳だった。
2014年より脳内にできた未破裂血栓化大動脈瘤を患っていた福間。根治は難しいという状態だったため、病を自身を形成する一部として受け入れ共存していくために2021年は音楽活動を休止し、体のメンテナンスを行ってきた。2021年は4月に1stアルバムのリマスター盤「Flowers(2021Remasterd)」を発表し、2022年に創作を再開すべくゆるやかに準備をしてきたが、1月1日に未破裂血栓化大動脈瘤を要因にこの世を去った。葬儀は本人の希望に従い、昨日1月6日に家族葬にて執り行われたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4971c289b1748122ec88af86dd59fb30c6a02f7f
以上 Yahooニュースより
福間創さんは、脳内に未破裂血栓化大動脈瘤があったようです。
私も昨年、腹部の動脈瘤を取る手術を受けました。5時間にも及ぶ手術でした。
完治しましたが、この記事のコメントを読んで、再発の危険性を感じ、とても怖くなりました。
私の場合は、脾臓の近くの動脈の血管が2cm膨れていたようです。
脾臓は、内臓の奥にある臓器で、手術も大変難しく
腹部を開けて、膨れた血管(動脈瘤)を取り、その後、血管と血管を繋ぐ手術で
動脈瘤は、普通は固い場合が多いらしいですが、とても柔らかかったらしいです。
ということは、いつ爆発してもおかしくない状態であっただろうと推測できます。
動脈瘤は人間ドッグで発見されました。
医者から「爆発したら命にかかわります。」
と言われ続けていたので、恐怖でした。
夜寝る時、時々お腹が痛む気がして、「爆発しないか。」と真っ暗い部屋の布団の中で、一人怯える自分がいました。
また、仕事を終え家に帰り、ほっとした時間に、ふと自分の体内にある動脈瘤のことを思い出し、恐怖に怯え情緒不安定になる時がありました。
そんな時は決まって、妻が
「大丈夫、大丈夫だよ。大丈夫!」と
力強く励ましてくれました。
その優しくても力強い言葉に、これまで何度も救われてきたので、妻には本当に感謝しかありません。
結婚してから3年経ち、こうして日々を積み重ねてこられたのは、紛れもなく妻のおかげであると、その有り難みが身に染みます。
こうして過去の自分の出来事を書いて、人生を振り返ることをしなかったら、切り取られた瞬間的で断片的な出来事のみが思い出となり、妻の存在の有り難さに気づかなかったかもしれません。
己のことを振り返り文章に書くということは、人生を連続的な出来事として、繋げたり広げたりして見る視点を与えてくれるのだと感じました。