【俺式】理学療法概論②
前回の理学療法概論①では
あなたの仕事が患者さんの人生を左右するという重い仕事である
というお話をしました。
今回は、私の現時点での理学療法概論と、なぜ勉強しなければならないか
をしっかりお伝えしようと思います。
まず、理学療法士にとって大事な法律ですが、
「理学療法は身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他運動を行なわせ、および電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。」
と、されています。
つまり、理学療法士は動作の回復を図ることが仕事の目的となります。
では、理学療法士は何を勉強しなければならないか。
そうです。「動作」「動き」というものはどのように行われているのかを勉強しなければなりません。
逆に、動作の仕組みが分かれば、治すことも可能となってくるわけですね。
話は少し変わって、理学療法士やリハビリテーションの歴史について勉強することもありますよね。
これ、なんでだと思います?
学生の当時の私には分かりませんでしたし、皆さんも分からないと思います。
ですが、私は働き出してこの答えがわかりました。
働いていると、病棟の多職種とぶつかる事や、勤務地が移動になる事で、「自分は何のために存在するのか、何をしているのか」と悩むことがありました。
この答えが、リハビリテーションの歴史に合ったわけです。
表現は非常に暴力的ですが、、、
戦争時や感染症流行後に障害を負った人を切り捨てるのではなく、再び生きる場を与えられるようにリハビリテーションは大きく発展しました。
また、近年では脳卒中に代表されるように怪我以外にもその成果がある程度認められ、リハビリテーションがたくさん行われました。
しかし、間延びするようなことも多かったため、現在はより成果を求められています。
つまり「量」から「質」を求められ、その質は「ADL」の改善度で測られるようになりました。
このようにリハビリテーションは時代のニーズに合わせて発展してきています。
リハビリテーションも結局サービス業なので社会のニーズにとても影響されるわけです。
サービス業はQOLを向上する対価としてお金を得ているわけなので、リハビリテーションというサービス業もその人の生活の質を向上する事、つまり幸せに生きれるようにすることを目的とします。
以上、だらだら長くなりましたが、
【俺式】理学療法概論とは
対象者の動作を変えることでその人を幸せにする。
そのために動作を改善するために、知識を得て、駆使する。
です。(シンプルですが、本当に大事なことなんです)