PTAで行われているベルマークの実態
日本全国のPTAに所属している人たちがPTAで謎に思うことは多々あると思う。
今回はその内の1つ「ベルマーク」について詳しく解説していく。
この話を知ってしまうとより一層「やってらんねぇ！」という気持ちになるかもしれない。
ベルマークの実態
全国各地の学校で行われているベルマーク集め。
最早説明する必要もないだろうが、一応簡単に書く。
そもそも1960年にできたもので、各家庭で集められたベルマークを学校に集めて、それを保護者が会社ごとに分けてシートに貼ってベルマーク協会に送るという活動。
まずはベルマークがどのような流れなのかを説明する。
・財団に集められたベルマークは全国から約3億点集められる
・1点で1.25円を企業から財団へ支払
・3億×1.25円＝3.75億円が財団に入る
・そのうち0.75億円が財団に入る
・残りの3億円が全国の学校などの備品購入として使われる。
・労働力は無償で保護者が行う
ベルマーク財団に約7500万円も入るのか…。
ベルマークを貼ったり数えたりするのは保護者なので、なぜベルマーク財団が7500万円も必要なのかはよくわからない。
ということで、職員が何人いるのかを調べると下のリンク先が出てきた。
ベルマークを企業に送ることが主な仕事のはずなのだが、こんなに人数が必要なのだろうか…。
常勤常務理事の年収は下のPDFを見るとわかるが、720万円とのこと。
https://www.bellmark.or.jp/storage/2019/07/16/1529591138/1138.pdf
次に、役員・評議員がどのような人たちで構成されているのかを調べた。
どうやら朝日新聞の方々がたくさん入っているようだ。
なぜなら、ベルマーク財団を作った組織が朝日新聞だからだ。
他のメンバーを見ても、これはいわゆる天下り先というやつでは？？？
そう見られてもまったくおかしくない人選だろう。
一人200円で解決！
そもそも論として、最低賃金でも秒給約0.3円なので、1点を切り貼りするのに3秒以内で行わなければならない。
そんなのまず無理だ。
私の学校では1年で約3万点を集めていた。
会員が約250人ほどだったので、約120円を集めれば賄える計算になる。
ということは、あんな面倒なことをせずに「ベルマーク集計を辞める代わりに150円集めますけど良いですか？」と言えばオールOKではないだろうか。
別に200円でも300円でも問題ないだろう。
しかし、不思議なことにどうしてもベルマークを集めたいという保護者が絶対にいる。
そこまでしてベルマーク集めをしたい理由は何だったのかは名探偵コナン君でも解決できないだろう。
保護者間の交流を求めてるのかな？？
それならやはりエントリー制で、ベルマーク集計をやりたい人たちが集まってやれば良いと思う。
お好きにどうぞ、と。
ベルマーク財団の人たちのお給料のために働きたい方はこれからもベルマーク集計を頑張ると良いだろう。
赤の他人の為に自分や家族の時間を削ってまでやる超絶善良な人が集まってやれば良いが、世の中そんなに暇な人は中々いないのが現状ではないだろうか。
たった200円で済むならそれで済ます人が大多数だろう。
ベルマークで綿菓子機買っちゃうぜ！
ちなみに、私の学校ではベルマークで綿菓子機を買っていた。
開いた口が塞がらなかった。
あれだけの労働をさせといて、綿菓子機って…。
バザーの時に使うとのこと。
「いや、的屋さん呼べば良いじゃん！」つい突っ込んでしまった。
この記事を読んだあなたも自分の学校がベルマークで何を買ったか調べてみると良い。
意外としょうもないことに使われていたりするよ。
ベルマーク活動って一体…
このベルマーク活動を無理にPTAでやらせてる理由は、ベルマーク財団のためだろう。
それしか考えられない。
別にベルマーク集計をするなとは言わないし、ベルマーク財団に対して何か問題提起したいわけでもない。
ただ、上記の事実を知ったみなさんがどのように思い、その後どう判断するかだけだ。
もしこの事実を知ってもベルマーク活動をする人はガンジーにだって、マザーテレサにだってなれるだろう。
次の記事では資源回収について書く。
これに関してもやるのが馬鹿らしくなるというか、別にやらなくても十分資金を確保することができる。
今までやってきたことが音を立てて崩れていくだろう。
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