小学校PTA 交通当番(旗当番)の壁を乗り越えるには…(登校班編成における児童差別問題)
旗当番や見守りを実施していても事故は防げない。
PTAの当番で事故が減ったかなどのデータはない。
体抱え名前叫ぶ 登校列に車小1死亡
>校長は、
危険回避策としては「保護者が横断歩道に旗当番として立ってもらったり、地域の方に見守りをしてもらったりしていた」などと述べた。
文科省「学校における安全管理」
↓PDFです。
学校管理下となる範囲
通学路の安全管理(静岡県教育委員会)
改正された学校保健安全法の概要と留意点
要望書の書き方
通学路改善要望にかかる手続き方法や留意点等について
↑海老名市の資料です
スクールゾーンの路面標示を要望したいときは、どう書くか、書き方が具体的に載っていて、参考になります。
学校保健安全法第30条
【学校保健安全法】 (地域の関係機関等との連携)第30条 学校においては、児童生徒等の安全の確保を図るため、児童生徒等の保護者との連携を図るとともに、当該学校が所在する地域の実情に応じて、当該地域を管轄する警察署その他の関係機関、地域の安全を確保するための活動を行う団体その他の関係団体、当該地域の住民その他の関係者との連携を図るよう努めるものとする。
地区委員の廃止
地域により方法が様々で、正解はありませんが、
ここがおかしいという点は、
入学前の児童の個人情報をPTAに渡してしまい、登校班編成をPTAの地区委員に丸投げしている学校。
入学前の児童ですよ?保護者にPTAの入会意思確認すらとっていません。
登校班編成は、学校責任下でするしかありません。
地区委員と子ども会を合体させてしまってるPTAもありますし
個人情報の不正流用の違法をまず辞める。
PTAへ登校班編成を丸投げするって、入学前の児童の個人情報をPTAへ流す違法の上でしか成り立たない。
自校は、学校主体で、入学前の児童宅へ、
3月頃、あなたの登校班の集合場所はここです。何時に来てね。という内容のお手紙が配られます。
高学年の同じ登校班の児童の手書きのお手紙です。PTAはノータッチです。
そして「郵送」にしています。
↓こんな問題が起きるので。
地区委員を廃止に出来ています。
集団登校をしていない学校もあります。
登校班編成は学校マター
◆ 登校班編成の外部委託
→ 登校班編成担当者と業務委託契約を結ぶ(守秘義務)
◆ PTA業務の学校への委託
→ 業務委託契約書を締結。個人情報取扱についてPTAは学校への監督を行うこと
学校徴収金口座からの抱き合わせ引き落としには、保護者からの同意を書面で得ること
●PTA非加入による登校班外し・児童差別の責任は?
登校班編成を保護者に丸投げの学校の責任は重いですね
入学前の児童の個人情報をもとに
新1年生の子の登校班の案内を作れるのは学校だけ。
学校が案内を郵送すれば良いだけの事なのですが…
登校班による児童差別の問題は、
まず学校と話す時に、「通学路」の設定は誰がするのですか?と聞いてみるといいと思います。
通学路は学校長が決めることになっています。
学校保健安全法
(学校安全計画の策定等)
第27条
学校においては、児童生徒等の安全の確保を図るため、当該学校の施設及び設備の安全点検、児童生徒等に対する通学を含めた学校生活その他の日常生活における安全に関する指導、職員の研修その他学校における安全に関する事項について計画を策定し、これを実施しなければならない。
登校班の編成は、学校からPTAへの依頼という形だと思います。
だったら学校は、「児童差別なく編成する事」を条件として依頼しなければなりません。
また、PTAが依頼を受けるなら「児童差別なく編成する事」ができなければなりません。
PTA加入の非加入は、登校班と切り離して考えないとだめです。
登校班による児童差別の問題は、
学校の依頼条件が間違っているか、
PTA側の依頼の受け方が間違ってるか、このどちらかになります。
PTA側の依頼の受け方が間違ってるのであれば、
学校は依頼を取り消して学校が登校班編成をするか、PTAに「児童差別なく班編成をする」ように指導すべきと思います。
PTAが行う差別を容認する学校管理者が頭悪いだけです。
登校班から抜ける選択
登校班の個人情報の取扱いを明確にし登校班差別させない
登校班編成の個人情報の取扱について
緊急の生命に関わる時で同意が困難な場合は個人情報を提供して良い
旗当番の効果を、検証されたこともない。
戦後70年以上、地点に親を立たせること以外に誰も頭を使わなかったのだろうか?
任意制のある旗当番表
地点に20分から30分立ち、旗をふる方法や
登校班の後ろについていき見守りの方法など様々ですが
個人情報流出のPTAは、なんと、この旗当番表
「児童名」で作っています。
児童が旗当番するの?学校の児童名簿を不正取得しているので、保護者名の会員名簿が不存在という異常性。
任意団体なのに会員が誰かわからない異常性。
まず、違法運営だから、おかしいことが起こります。
ひどいのは住所まで当番表に載せて、旗をまわす方法。個人情報だだ漏れ。
旗などの交通見守りグッズ(防犯パトロールベストなども)行政に、プラ制の旗を購入してもらい全世帯配布で解決できます。
管理職が交渉したら、あっさりと買ってもらえました。わざわざPTA会費から旗を買わなくても、余るほど旗をもらえました。PTA会費で負担し税金の二重取りみたいなことさせなくても、行政から出してもらいましょう。
当番表の改善例として、ネット上で公開されているものをピックアップしておきます。
旗などを次の当番の人へまわす方法は、もはや古いPTAの方法になってきていますね。
何かひとつでも改善に繋がれば良いと思います。
4枚目に旗当番の改善案
Twitterクリックでリプやりとりも見れます。やり方を変えたら見守りで来てくれる人数が増えたそうです。
確かPTA会費は寄附と思ってと案内されてた記憶ですがそれは地方財政的にどうかと思うので会費に関しては、PTA会計に関する記事もnoteに書いてます。そちら参考にm(__)m
地点に旗の収納ケースを設置する方法もあるようですが、紛失リスクが高そうですが、どうなんでしょう。
行政に相談すれば、ビニールの旗なら、全世帯分、行政が支給してくれます。
任意の案内をWebでされているPTA↓凄く上手に手作りで地図も作成されています。
任意の旗当番で改善事例
あおいさんの改善事例詳細は↓こちらのまとめの冒頭にも繋げています。
PTAの旗当番について https://togetter.com/li/2089979
旗当番廃止→地域の外部団体へ移行
旗当番廃止→地域の外部団体へ移行 https://togetter.com/li/2186724
時給1500円で求人を出している自治体登場
全員加入、全員旗当番強制の罪深さ
>うちの子は役員期間中に不登校になり、朝の旗振りもしていたので、朝、自分の子がいない登校班を見送るのが切なかったですね😢他の役員に言っても何の配慮も無かったです。今度から遠慮なく断ろうと思いました。
↓
旗当番がつらい、出来ない人も居ることへの配慮、想像力の欠如
素人の旗当番の危険性
旗当番を廃止。or旗当番の曜日を減らす
校長によっては学校のそとのことは知らない、廃止でもいーよ
という校長。
「甘やかし過ぎやろ?交通ルールを教えるほうが大事やろ?」という意見。
自分は立たないけどやってくれっていう保護者が増えてきたら?
当番をするひとの回数負担が増えることのないよう「やる人が居ないからやめます」
「やる人が減ったから月と水だけを当番日で、それぜいんち以外の曜日は立つ人は居ません」で
回数減らした当番表にするか。
余裕のあるPTAは、危険スポットのマップを外注で作成したりしていますね。(安全マップの作成、文科省から学校向けに文書で出てましたけどね。)
※他にも、こんな斬新な交通当番をやってますという方法があれば、ぜひコメント欄より情報提供よろしくお願いします。
(余談:少しでも改善したくて問題意識を持ち、提案する保護者に対して、自分は案は出さないのに、” 分かってないくせに騙っとれ” と対人圧力や、” クレーマー”とレッテル貼りが得意技の古株が出てきやすいのが、旗当番の改善。阻止内容に、なんで?と質問を返すことで、理由をしゃべらせたら” 面倒くさい”と。話を盛っていたり、地域の方に検証したらデタラメ言ってただけだったり、反対のための反対ばかり言う古株が何故か出てきやすいです。ワタクシの旗当番のやり方を変えないで!という論理で、振り回され大変でした。今となれば笑い話ですが。人海戦術が好きで他人にも強要する傾向が強いです。リスクのある活動を他人に強要することの認識もありません。)
保険
上部団体を抜けて、別の団体保険でPTA保険に入ることもできます。
ボランティア保険を用意している自治体もあり、市のボランティア保険は、学校経由で配布され、登録無料、所定の登録用紙に必要事項を記入し提出するだけという手軽なものもあります。
そちらも確認して活用されると、保険額を上乗せできると思います。
旗当番をする上で、万が一、保護者が轢かれた場合、
保険はいくらくらいですと明記したほうが良いと思います。
それだけ、危険なことを保護者にさせることになるので。
地域のおじいちゃんおばあちゃんが協力されていたりもしますが、
実際、近隣校で、ボランティア中に、事故にあったおじいちゃんが居ました。
亡くなったかたもいますね。
それだけリスクの高い活動が旗当番という認識が出来れば
絶対必ず立ってください!と、本部役員が強制していては、事故があったとき本部役員が民事などで使用者責任を問われ、逆に訴訟リスクを背負います。そのときは、
誰が被告人席にたつのか、分担を決めておく。責任責任うっせーなとリスク管理ゼロですすめる強制派の保護者ほど、訴訟起きたら逃げるでしょうから。
形骸化された陳情
毎年、PTAの委員仕事に、行政に危険な地点を伝えたり要望書を出すことが、
この1年やり過ごせばOKのPTAに任せることにより、形骸化されてしまい、行政が全く機能しないということが起きているPTAもあるそうです。
個人で書類を作成し申し出たほうが、危機感が伝わり動いてもらえた、と。
実際に、当方の地域で、警察に確認したら、最寄りの交番に危険な地点を伝えてもらい、
そのときに学校の管理職へ” 交番に伝えておきますね” と報告をしてくれたら、
結果を後日学校へ伝えておけますと言われました。内容によって、警察も担当の部署がわかれていて、担当部署へ連絡してくれるとのことでした。
PTAはショートカット出来る団体ですね。
保護者を、立たせたところで、暴走車を止めることは出来ません。(廃止にしろと言ってるわけではありません。人の善意によって成り立っているだけです。)
通学時間は道路からポールを出したり、ガードレール設置など、行政に仕事をしてもらうことも大事です。
行政ができる事
(4)道路環境の整備
子供が犠牲となる事故等の発生を受け,令和元年度に実施した未就学児が日常的に集団で移動する経路の緊急安全点検等を踏まえ,幼稚園,保育所,認定こども園等のほか,その所管機関や道路管理者,警察等が連携し,必要な対策を推進することとしている。
高校,中学校に通う生徒,小学校,幼稚園,幼保連携型認定こども園,保育所や児童館等に通う児童・幼児の通行の安全を確保するため,通学路等の歩道整備等を積極的に推進するとともに,ハンプ・狭さく等の設置,路肩のカラー舗装,防護柵の設置,自転車道・自転車専用通行帯・自転車の通行位置を示した道路等の整備,立体横断施設の整備等の対策を推進している。
(5)交通安全施設の整備等
警察庁では,保育所,幼稚園,道路管理者等と合同で実施した緊急安全点検の結果,「ゾーン30」の整備を始め,信号機の新設・多現示化・LED化,横断歩道の新設・塗り直し,止まれ文字の塗り直し等の,交通安全施設の整備等を推進しており,今後も関係省庁と連携し必要な対策を早期に進めていくこととしている。また,可搬式速度違反自動取締装置を活用した取締りや「ゾーン30」入口での交通安全指導等,子供の通行が多い生活道路等における交通指導取締りを通じて,子供の安全な通行を確保するために取り組んでいる。
そもそも必要ないのでは
文科省も、暴走車が集団にツッコミやすいから、集団登校も推奨していない。↓
集団登校は危険と1969年に通達が出ています
集団登校、事故率高く
「八街市児童5人死傷事故」で議論される集団登下校のリスク
文部科学省の統計(2015年)では、全国小学校の集団登下校の実施率は63.1%。過去には有限会社「高野都市研究室」が東京・葛飾区内の小学校を対象に登下校の児童1000人あたりの事故件数を調べると、集団登下校を行なっている学校は6.2件、行なっていない学校は3.9件だった。この結果を受けて、同研究所は「集団の列で歩く子は前の子の背中やかかとばかり見て、ほとんど周りを見ていない」と指摘した。
学校保健安全法第30条は「親の義務」ではない。
これは違うと思います。
30条の( )の言葉を見ても明らかなように、30条は学校を「主語」とした条文です。
30条の( )の言葉を見ても明らかなように、30条は学校を「主語」とした条文です。
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