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PTAが抱える矛盾と立ち行かなくなる理由

2017年の個人情報保護法改正でPTAが対象事業者になるまでは、多くPTAで加入届はなく、入学後保護者は全世帯自動的に加入となっていた。

その後加入届を用意する学校が増えたが、周囲に聞くと、入学書類と一緒に配布したり、配布してその場で記入させ回収したり、検討する余地はなく「入学したら加入するもの」として扱われているPTAが依然として多い。

それでも、SNSなどを通じて加入は任意ということを知り、非加入者も徐々に出てきている。
実際「今年はじめて新入生で非加入者が出た」と耳にした。

この流れが止まることなんてあるのだろうか。
加入しなくていいと知らない、もしくは知っていても「みんな入っているから」という理由のみで加入している世帯のうち、少なくない割合が、非加入者の存在を知ることで一気に非加入に流れるのではないか。

もしくは非加入までいかなかったとしても、役員のノルマや強制など、今のやり方は続けることができなくなるだろう。

任意の団体におけるノルマや強制は、それができないなら「やめます」で済む、全く意味を為さないものだ。

逆に言えば、できないことを強制されることに対し「やめます」ということが、その矛盾を明らかにし、本当の「任意」を取り戻すことにつながるのではないか。

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