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猫伝染性腹膜炎(FIP)に打ち勝った話

今回は実家で飼っている愛猫の話を。
次男坊「れおん」が今春、猫伝染性腹膜炎(FIP)に罹患しました。
今ではすっかり元気ですが、当時は中々大変だったので情報共有の為、簡単にまとめておきます。


猫伝染性腹膜炎(FIP)って何?

詳細は上記リンクを参照いただければと思います。
一言で分かりやすく言うなら「猫のコロナウイルス」です。
とにかくこの病気は致死率がかなり高いため、早期の発見・治療が必要となります。

罹患発覚時の様子

罹患を疑った時のれおんの様子は下記の通り。

  • 普段できていることができない(段差の昇り降り)

  • お腹に水が溜まり、うずくまることが多い

  • 同居猫とも遊ばない。

すぐさま動物病院に連れて行きましたが、その時はFIPの”疑いがある”というレベルでした。
致死率が高く、いつから潜伏していたかわからない。しかし検査結果はすぐには出ない… そんなこんなで落ち着かない日が数日続きました。

お腹が膨れ上がっています。
腹水が溜まっている証拠。
家族からきたLINE。
当時は気が気じゃなく、悔いのないように…ということで仕事を1日休んで見舞いに行きました。

数日したら、動物病院から時間外であるにもかかわらず検査結果を教えてもらいました。
結果はやはりFIP。すぐに治療を…ということで、翌朝から投薬開始。
早々に対応いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

投薬中の様子

投薬期間は3/29~6/29。
早速、投薬3日目でお腹の水が尿として抜け始めました。
水を飲む量はそこまで多くないのに、尿の排出量が…といった感じ。
薬の力、本当にすごいですね。
そこからは目を見張るほどの早さで寛解に近づいていきました。

右が投薬前、左が投薬3日目。
腹水が抜け、かなりすっきりしました。

最終的には投薬終了後に再検査をしたのですが、血液検査で使用する注射針をぶっ飛ばすくらいにはすっかり元気になったれおんくんでした笑

今ではすっかり元気なれおん(写真真ん中)
皆で仲良くニャルソックです。

最後に

FIP、昔は不治の病とも言われていたくらいには治療法は確立されていないとのことでした。
しかし、現在では治療薬も増え、寛解する子も多くなっています。

私の主観ではありますが、飼い主として大事なことはやはり「早期発見に努めること」だと考えています。
自身は愛猫とのルーティンをたくさん作り、気に掛けるようにしています。
例を挙げると、飼い主が入浴していると全速力で駆けつけてくれる愛猫。
いろいろ構ってあげると、濡れるのが嫌なのか…全速力で逃げていきます。
ある日突然、そういったことができなくなった場合には「体調大丈夫かな?」と気に掛けることができます。
短い内容ではありましたが、猫を飼っていらっしゃる方の参考になればと思います。

今日のにゃんこ

れおんときなこ。
兄弟共にだっこ。
本棚にも余裕で登れるようになったにゃんず。
れおんは不安なのか、自力では登れません。
お外が大好き、ぽんた。
網戸越しに観察です。

それではまた。

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