【リウマチ】第58回理学療法士国家試験:午前36−40【熱傷】
第58回理学療法士国家試験を5問ずつ解説。
私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。
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午前36【リウマチ】
・炎症や自己抗体、朝のこわばりは特徴的な症状だったと思う
→1、2、4は消す
・3と5で迷いましたが、罹患期間は聞いたことがなかった
3を選択して不正解
4が正解でした。
〈反省会-2010ACR/EULAR関節リウマチ分類基準-〉
A.腫脹または圧痛のある関節数(0〜5点)
B.自己抗体(0〜3点)
C.炎症反応(0〜1点)
D.罹患期間(0〜1点)
以上4つを評価。6点以上で関節リウマチと診断。
私が習った(皆さんも学校で習った?)朝のこわばりは1987年に出された診断基準に含まれる。
午前37【胸郭出口症候群】
・2は腰椎、3は膝
→2と3は消す
・1と5はわからない
・4のRoosテストは聞いたことあった
4を選択して正解でした。
午前38【筋力増強運動】
1.機械を使う
2.関節運動伴わない
3.速度の調整はない
4.スクワットを想像すると複数筋が動いていますね
5.四肢末端が動く環境
4を選択して正解でした。
午前39【運動生理】
・まず4と5は上昇するはず
4と5は消す
・健常者でSpO2は下がらないと思うが、確信はない。血管抵抗と血圧は下がる記憶
→1、2、3で迷った
2を選択して正解でした。
午前40【熱傷、拘縮】
1.これはありそうだがわからない
2.慢性期には必要なさそう
3.これもありそう
4.手背なので逆が良いのでは?
5.これは良さそう
3と5を選択して不正解。
1と5が正解でした。
〈反省会〉
◯熱傷診療ガイドライン改訂第3版
急性期からの拘縮予防=エビデンスレベルⅣ、推奨度C
早期離床、早期介入=エビデンスレベルⅡ、推奨度B
慢性期のことは書かれていなかった。
調べた結果・・・
熱傷に対してNMESを行った研究がなかった。
→「拘縮」に対してNMESってよく考えたら適応じゃないなと思いました。
※第58回理学療法士国家試験、第58回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html
第58回理学療法士国家試験を解いてみた