【理学療法士国家試験】物理療法の問題で出てくる物理法則について
理学療法士国家試験で出てくる内容を解説。
今回は「物理療法の問題で出てくる物理法則」について解説しています。 特に極超短波治療(マイクロウェーブ)の照射強度を求める問題では、計算が必要になります。計算するには絶対に考慮しなければいけない物理法則が2つあります。
この記事ではその2つの物理法則を簡単に解説しています。
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この記事を試験勉強に使っていただけますと嬉しいです。
内容を解説
この問題を解くには2つの物理法則が出てきます。
・逆2乗の法則
・ランバートの余弦則(ランベルトの余弦則)
この2つです。
この2つは何を説明するかというと
・逆2乗の法則=距離
・ランバートの余弦則(ランベルトの余弦則)=角度
になります。
私は問題を解いた時、ランバートの余弦則はしっかりわかっていなかったのですが、逆2乗の法則は知っていたので、第58回理学療法士国家試験AM-6では3〜5、第56回理学療法士国家試験PM-8では1、2、5はすぐに選択肢から外すことができました。
あとは感覚的に角度がつくことでどの程度の照射強度になるか、近い方を選んだ結果、2つとも正解できています。本当は計算ができれば一番いいのですが・・・。
これだけ覚えておこう!
理学療法士国家試験で細々した計算を要求されることはないと思いますので、
逆2乗の法則
・距離が倍=照射強度1/4
・距離が半分=照射強度4倍
ランバートの余弦則
cos30°=√3/2
cos60°=1/2
ここだけ覚えておきましょう。
ここだけ覚えておけば次の通りに答えを導き出せます。
①まず25%以下になるはずなので、3〜5は除外することができます。
②cos30°=0.866なので、しっかり計算できれば良いのですが、私のように計算が難しければ25%から86%程度ディスカウントすればOKなので、10.8%よりは21.7%になりそうなので、2を選べばOKです。
①距離が近づいていて、角度がついています。まず4倍以上にはならないし、1倍以下になることはないので1、2、5の選択肢を除外することができます。
②cos60°=1/2なので、問題のcos=45°では1/2(=2倍)以下にはならないなず。なので、4を選べばOKです。
まとめ
物理療法(極超短波治療)の問題を解くには
逆2乗の法則
・距離が倍=照射強度1/4
・距離が半分=照射強度4倍
ランバートの余弦則
cos30°=√3/2
cos60°=1/2
以上を覚えておきましょう!
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