第57回理学療法士国家試験午前5ーMMTー
第57回理学療法士国家試験を1問ずつ解説。
私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。
音声を聴きながらがおすすめです。
〈Spotify〉
それでは参りましょう!
敗因
4番が正解でしたが、体幹伸展の段階3はプラットフォームと水平までだったと記憶していたので、間違いだと思い選択肢から消してしまいました。
私の選んだ1番は頸部がプラットフォームと水平になっているので、これが正解だと思い選びました。
この一連のプロセスは間違いだったため不正解になりました。
反省会
なぜ間違えたのかを検証しつつ復習してみました。
数年ぶりに教科書を見てみましたが、頸部伸展は肩がプラットフォームからはみ出した姿勢をとっています。
1番の頸部伸展の図は肩がプラットフォームからはみ出していません。
では問題のこの図は何か?
これは「頭部伸展」の図になります。
頭部伸展は肩がプラットフォームからはみ出していません。
頭部伸展も頸部伸展もプラットフォームと水平まで伸展できれば段階3になります。
続いて体幹伸展ですが、プラットフォームと水平まで伸展できるかのテストは「胸椎の段階4または5」のテストになります。
ただし、両手を後頭部で組んだ姿勢をとっています。
問題の4番は細かく言うと「胸腰椎伸展の段階3」のテストになります。
体幹のMMTはかなり細かく方法が分かれているので、問題に出しやすいと思います。
これを機会にも一度体幹のMMTについて復習してみていかがでしょうか。
前回記事
※第57回理学療法士国家試験、第57回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html
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