マグレ正解を引き寄せる技術【理学療法士国家試験】
今回はこれが出来たらとても嬉しい、助かる内容です。
別の記事でギャンブル解答は極力避けようと書きましたが、手も足も出ない問題で止むを得ずしたギャンブル解答が正解だと嬉しいですよね?
ギャンブル解答で正解して点数が上がったら助かりますよね?
そこで今回は第56回理学療法士国家試験を解いてみて、マグレで正解した問題を紹介しながらどう解いたかを解説します。
また、あらかじめ決めておくべきマイルールを紹介しています。
①間違いを絞り込めず、正解の解答もわからず解答した問題
第56回理学療法士国家試験、第56回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html
第56回AMの63問目です。
3はわかりましたが、その他は確信を持てず。1、2、5は「もしかしてそうかな?」くらいで。4は「動脈ならまだしも静脈が最速になるのか?」程度で選択しました。
絞り込めずとは書きましたが、屁理屈並べて自分なりに絞り込みはしました。理屈は合っているかわからないけど、自分なりに理由をつけて絞り込めたのが良かったのではないかと思います。
絞り込むための重要性は別の記事にしてあります。
https://note.com/pt_okihira/n/n687c43df9e0d
②計算ができず「おそらくこれだ」で解答した問題
第56回理学療法士国家試験、第56回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html
第56回AMの12問目です。
解答を見て分かる通り、この問題を解くための計算式がわからず。いくつかやってみましたが、変な数字にしかならず。本当に頭が悪いなあと思ってしまいます。
30Nmで、モーメントアームは30cm=0.3mなので書いてある通り30%くらいになるのでは?と考え2を選択し、正解しました。正解はしましたが、正しい計算ではないと思います(正しい計算の仕方がわからないので確かめられません)。あくまで解答の一例として参考にしてください。
計算ができればそれが一番いいですが、計算ができないのに計算して答えを出そうとして時間をかけるより、割り切った答えをしてしまった方が良い場合もあります。
③障害部位を予測し、ある意味自分で分類した問題
第56回理学療法士国家試験、第56回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html
第56回AMの8問目です。
この問題は二分脊椎の病態を少しは知っていましたが、Sharrardの分類が全くわからず。なのでSharrardの分類を予測して解答してみました。
病変部位の分類だろうと考え、上から順に当てはめて答えてみました。最初はⅠ群=L4として順に当てはめていってみましたが、S3なんてあるのか?と思い一つずつ繰り上げました。
問題文から前脛骨筋が筋力低下を起こしていたため、おそらくL5あたりが病変部位だろうと考え、私が勝手に当てはめた分類ではⅢ群となったため3を選択し、正解しました。
たまたま問題には正解しましたが、私の分類は間違っていたので以下にSharrard分類を載せておきます。
※川平和美(編):標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 神経内科学 第4版.pp.310,医学書院,2013年.を加工して作成
あらかじめ決めておくべきマイルール
どうしてもわからない。どうしても問題を絞り込めない。
そうなった時に、迷って時間ばかり過ぎるのはあまり良くありません。
そこであらかじめマイルールを設定しておきます。
私なら
①1分以内に解答する事
②迷ったら一番数字の小さい(または一番数字の大きい)選択肢を選ぶ事
をあらかじめ決めて試験に臨んでいました。
①は後から見直しの時間を作るため。②はとりあえずどれかが引っ掛かれば儲け物。といった考え方からこのマイルールを設定していました。
まとめ
屁理屈でもいいので、理由をつけて絞り込もう
計算できなければ、時間をかけず大体で答えてしまおう
分類などわからなければ、予測して自分で作って答えてしまおう
マイルールを決めておこう
この方法で一人でも多くの人の点数がアップしますように。
最後までご覧いただきありがとうございます。未来の理学療法士、理学療法士の未来のため発信を続けて参ります。今後もよろしくお願いします!