足部ストレスと外傷・障害
二足歩行では
唯一足底が地面に接して
いますよね。
自分の
体重を常に支えている
わけです。
体重が60kgの人なら、踵骨で30kg、
第1中足骨頭で20kg、第5中足骨頭で10kgを支えています。
足部や足関節周囲筋力が弱かったり、足部周囲の靭帯が緩かったり、
アーチやアライメントが崩れてくると色々な外傷や障害が起こってきます。
人間の身体は1つでつながっているため、その土台が崩れると、
足部だけでなく、膝や股関節、腰や肩、首など全身に不調が拡大していきます。
今回足部にはどんなストレスが主に加わっているのか、その結果足部周囲にどんなことが起こり得るのかをまとめていきます。
それでは早速みていきましょう。
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ストレスの種類
組織が痛みを引き起こすメカニズムとして、
メカニカルストレス(物理的な刺激による影響)
と
ケミカルストレス(痛み物質による影響)
があります。
足部周囲の外傷や障害で原因となるものが
メカニカルストレス
です。
メカニカルストレスには
伸張ストレス(組織が引き伸ばされる)
と
圧迫ストレス(組織が圧迫により潰される)
があります。
それぞれのストレスで起きる外傷と障害を図で表すと下のようになります。
これらのストレスを解消していくことが予防や治療になっていきます。
組織の連続性があり、構造的な破綻がなければ保存療法が選択され、
組織の連続性がなく、構造的な破綻があれば手術療法となります。
状態がひどくなる前に対策が立てられると良いですね。
それにはまず、
正しい靴の選択
が必要だと感じています。
毎日履くものですから、より
フィットしたストレスの少ないもの
が選択できるよう心がけていきたいですね。
理学療法(リハビリテーション)
装具療法(装具、インソール)
生活習慣の改善
薬物療法
一体何が今必要なのか?
自分が必要な予防や治療の考え方の一助となれば幸いです。
次回は足部から起こる運動連鎖に関してまとめてみようと思います。
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